カフカの「城」の作品情報・感想・評価

『カフカの「城」』に投稿された感想・評価

3.1

とある日の夜遅く、雪深い村の宿屋にたどり着いたK。彼はウェストウェスト伯爵の城の所領であるこの村に、城の依頼で測量士としてやって来たのだった。
翌日からKは城に行こうとするが、どうやってもたどり着け…

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このレビューはネタバレを含みます

カフカの城に限らず、ハネケが描くコミュニケーションの不可能性や不条理のために起こる破滅だったり、作中の人物が起こす動機の欠落した行動が所謂中身のないドーナツ的でカフカっぽいと思う。本作は未完だから破…

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ハネケがテレビ用として撮った作品。「劇場用として撮ったなら、もっと前衛的になっただろう」と語る。ハネケにしては刺激の少ない作品。
大好き。カフカのあの小説の世界がそのまま、リアルに映像化されていることに衝撃。
このレビューはネタバレを含みます

原作を未読のまま視聴。映像向けではない作品…かな?暗く、非常にスローなテンポに耐えて耐えて視聴していたらまさかのぶつ切りで未完とは…。再現性は高いらしいので原作を読んでいて、未完であることを知った上…

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【ミヒャエル・ハネケ】
2010年発、存命する最高の映画監督ランキング 50人 (米誌「PASTE」 発表)第32位。
あるのかないのかわかんない城に辿り着きたいのに辿り着けない城周辺のお話

監督、ミヒャエルハネケだった
RIO
3.4

Kとフリーダが痩せて随分と疲れてて慣れるのに時間がかかった

小説のような始めから最期まで息がつまる程の不条理とは違って
ふわりとした不条理に振り回されるK
混沌としたものがすっ飛ばされてる
文章か…

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Kは人にも機会にも恵まれず、深みにはまってく。カフカ原作でこんなにも面白い。
役所の順番待ちでも苦痛なのにKは良く耐えてるほうです。
たどり着く以前に城全然見せてくんないから。

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