まさに謎。カスパー・ハウザーという人類史に残る謎を過剰な脚色をせずに“分からない”対象を“分からない”というままに描いているというような印象。だから、正直、感想も何もないというか、本当に謎っていう。…
>>続きを読むカスパー・ハウザー演じてた人がとても印象的。この人を観てるだけでドラマになってた。表情、動きなど全てが独特。
生まれてから地下に監禁され、自分以外の人間が存在することさえ知らなかったカスパー、青年に…
19世紀に実在したドイツの野生児をモデルにした物語
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📍あらすじ
1812年から地下牢に閉じ込められていた16歳ほどの…
19世紀のドイツに実在した素性不明の孤児カスパーハウザーの生涯。
16歳まで地下牢に幽閉されていた青年がまっさらな状態から社会の風刺に晒されながら知る人のやさしさと卑しさ。カスパーを演じたブルーノ…
ドイツでは有名な19世紀に実在した、16歳まで地下牢に幽閉され解放されるも5年後に暗殺されたカスパー・ハウザー。
やはり何かしらの高貴な出自のご落胤なのだろうな。
幼い頃から長い期間を知的障害者収…
突如現れた野蛮児に教育を施す話はつい最近トリュフォーの『野性の少年』で観たので、比較しつつ観賞した。
あっちは全然習得してくれない野生児に対し根気強く教育していく過程が印象的だったけど、こっちの野生…
冒頭の騒々しくうねる草原と、そのうねる音は一切拾わずパッヘルベルのカノンが流れその空間に耳を澄ませるように誘導するようなテロップが入るシーンがこの映画全体を象徴しているように感じました。激しい叫び…
不思議な映画だった。
カスパー・ハウザーは、「文明」に疑問を投げかけ、文明を内在化する人の自己意識を揺さぶる存在だった。しかし彼の死後、「科学的」な解剖がなされ、カスパー・ハウザー自身も文明に取り込…