マヌケ先生の作品情報・感想・評価

「マヌケ先生」に投稿された感想・評価

AS

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4.4
尾道三部作番外編。
原作・総監督という立ち位置ながらも、眼前に広がるのは紛れもない大林ワールドであり、横溢する映画への情熱にただただ咽び泣き。時間と共に細部の記憶は薄れていこうとも、愛するものへの熱は決して冷める事はない。自身の人生を媒介してそう示してくれてる。
鞠男にとってあれが宝物であるように、自分にとってこの作品もまた宝物なのです
okapy

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4.9
時代背景とは裏腹に、希望しかない。過去と未来。記憶と希望。幸福すぎて涙が止まりませんでした。ニヤケながら泣くという初めての映画体験。ビートたけしも間抜けについて語っている本を出していた。誰に言われようがなんと言われようが、間抜けは世界を救う。マヌケでいよう。スクリーンには希望が映っていないとね。大林さん、あなたの映画こそがワシらの宝物です…。
大林宣彦監督のもっとも自伝的要素が色濃く出ている映画。というか謎の映画監督ジョン役で本人が出ている。谷啓が最高。全てが最高。大好き。これしか言えない。大林監督、ありがとう。
BT

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3.5
尾道映画祭でみました。
あの当時の尾道の風景が印象的。
ストーリー的に語るモノはないのですが大林映画の集大成的な作品か。
大林監督の生家で撮ってるシーンもありいろいろ面白い映画。
純粋な子どもたちや、優しい大人の姿に思わず笑みがこぼれる一方、
自分の失ってしまったものの大きさを実感させられた気がして終始涙でした。
初心に帰る心持ちです。
尾道映画祭2018

自分にとって特別すぎる映画。これからもずっと忘れないと思うし、映画を観ることの意味についても考えさせられた。
ありがとう尾道映画祭。
tnk

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4.9
尾道映画祭2018にて。


うーん、こんな作品がまだ数十人にしか観られてないのがほんとにもったいない。
90分鳥肌が止まりませんでした。
グッと堪えないとこの作品に押しつぶされる瞬間が何度もあって、全身で受け止めざるを得なかった。

生まれる環境は選べないし、その中で出来る最大限のことで生きていく。
この作品ではたまたまそれが映画で、映画を愛し、その愛を体現することでいつしかその環境に対する愛がたくさん生まれて、その愛をぶつける相手がたくさんいる。
こんな幸せなことはないのではないでしょうか。
大林監督はあの年齢でまだ尾道への愛を高らかに話してて、そんな人が自叙伝的映画を作ったんだから、この作品は誰も割って入ることができないものすごい領域にあるんだと思う。


大人になればうまく伝えられることがあるけど、それ自体に気づくのは大人になってからだから、もう会えない人にはどうやって伝えたらいいんだろうか。
何が本当か、何が正解か永遠にわからないことがたくさんあるだろうけどこれから出会う人にはしっかり伝えられるように生きていくしかない。
そうやって決意してタンク岩の上から叫ぶ姿がどれほどかっこいいものか。


部屋が明るいときは何も映らないけど、一度暗くすればそこはもう夢の世界。
映画をこんな風に語れるなんてどれほど素敵で素晴らしいことなのでしょうか。
映画の可能性はどこまでも無限だということを見事に証明してくれた。
ほんとにかけがえのない経験だと思う。

大変貴重な時間でした。
映画男

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3.9
良いなあ。大林宣彦少年の自叙伝みたいな映画やな。映画愛に満ち溢れている、心が癒される。
mingo

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4.1
素晴らしすぎた、大林宣彦自伝的映画にして大林版ニューシネマパラダイス。尾道3部作番外編、映画愛に溢れた傑作。主演の三浦友和の演技は言わずもがな、懐かしき谷啓のお茶目さを楽しむ映画でもある。その他にもミッキーカーチス南野陽子有坂来瞳(新人)竹内力丹波哲郎などが脇を固める。豪華すぎて笑う。
忘れかけている少年時代の哀愁を嫌味なく気持ちよく描いていて、思わず尾道まで行って三角岩を探しに行きたくなる、、、夏休みまだとってないけど遅い夏休み尾道あるな、、、「良い映画」という言葉がまさに相応しい傑作。
尾道三部作の番外編と言われている郷愁映画。

映画、即ち活動写真の面白さや在り方を思い出させてくれる。

こういう懐かしさと暖かみのある大林宣彦監督の作品はけっこう好き。

掘り起こした"宝物"の汚れや錆加減には、胸が熱くなって、泣きたくなるほど愛おしく感じられて、美術監督の竹内公一さんはやっぱり流石だと思った。
これからも大林監督と組み続けて欲しい。