エドワード・ヤン監督作品、初鑑賞。
ある日の早朝、とある銃声をきっかけに彼らは交錯する。
都市の情景を象徴するかのように、想いは錯綜し互いに傷つけ合う。
随所で都市ならではの小さな問題が露出し…
エドワード・ヤンの映画って長いイメージだったが本作は短い。音の使い方が見事だ。淡々と話は、進むのだが、意外なほどバイオレンス!確かに世界に影響与える感覚だ。途中、薬師丸ひろ子の里見八犬伝の看板(字だ…
>>続きを読む相変わらず画力に圧倒される。それと、ソリッドな語り口で展開される物語が凄い。エドワード・ヤン監督の手腕には、いつも感服するばかりだ。
3組の男女が織りなす群像劇。物語同士の僅かな干渉で、その後の展…
いやぁ、これは凄い。
このヒリヒリとした緊張感とミニマルな語りが、80年代台湾の群像劇という形で109分に収まっている。
『台北ストーリー』と『牯嶺街少年殺人事件』の間というのが、とても納得感があ…
誰が話しているのか一瞬分からなくなる瞬間や、誰かのセリフが別の場所の誰かの動きと重なっていたり、セリフの音声が口の動きと若干合っていないように見えたりする。その時セリフとしての語りは、画面から浮いて…
>>続きを読む規則的に並ぶビルの窓からの方眼用紙、電球が赤く灯される部屋での複数の写真からの赤みがかった洗面所のタイルなど、シーンごとに直接的な関係はないものの、グラデーションのように映像が移りゆく。
屈伸運動…
・相変わらず窓が語る
・いつもよりセリフは少なめ?積まれた本、風に吹かれてなびく写真、翳の差す顔、などなど、モチーフが物語を語っていく。
・小説の心理にせまるリーチュンの長い独白。あれをカメラ目線か…