越前竹人形の作品情報・感想・評価・動画配信

『越前竹人形』に投稿された感想・評価

月影

月影の感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

素朴な映画かなと思っていたけど、だんだんと嫌な雰囲気が漂ってきて、最悪の結末を迎えてしまう。
夫婦生活がなかった上には強姦魔の餌食になった妻が気の毒でたまらない。

水上勉原作でその通りに描いたよう…

>>続きを読む
Kamiyo

Kamiyoの感想・評価

4.0

1963年 原作水上勉 監督吉村公三郎 ”越前竹人形”
主演 若尾文子

福井県の山村の竹細工職人喜助(山下洵一郎)と歓楽街の娼妓玉枝(若尾文子)との恋情とその行く末を、“山紫水明の越前の自然”から…

>>続きを読む

水上勉の同名小説が原作。純情過ぎる竹職人喜助と遊女玉枝の悲恋。しっとりとした小説を読みたいと思っていたのに、先に映画を観てしまった。

悲話なのに、さばさばした印象は、玉枝演じる若尾文子さんのさばけ…

>>続きを読む
メグミ

メグミの感想・評価

3.0
若尾文子が綺麗なのは勿論、中村玉緒との友情も見どころ。
わせ

わせの感想・評価

3.8

今作は撮影技術が素晴らしい。白黒のフィルムは人間よりも自然の方が映えると思っている。今作に出てくる竹やぶや草木、淀川、決して廃れないうつくしさ。膨大な自然と音楽だけで不穏な空気を作り出す。そして 若…

>>続きを読む
回鍋肉

回鍋肉の感想・評価

4.1
すごく良かった、、、

素晴らしい。山里の風景や人物を写す白黒の画面の美しさ。言葉もそれぞれに美しい。
民話のように始まる素朴な良さのあるお話で悲劇に向かうだろうなとわかっていても、辛過ぎることのないちょうどいい展開。
若…

>>続きを読む
コンプレックスも抱えた不器用な男、方言が美しいちょっと不幸な若尾文子。材料は完璧なのに、展開がどんどんツッコミどころ満載になっていく。全体的に物哀しい雰囲気なのがいい。
GreenMood

GreenMoodの感想・評価

4.0

過去の祟り
過去は影をひきつづけ、後を追ってくる

若尾文子の着物の着こなし、仕草、タバコの吸い方、ハンカチで顔を拭う仕草、声の抑揚、トーン、声色、京都弁、歩き、座り、立ち、泣き、笑い、映画的俳優技…

>>続きを読む

久々に再見して評価を改めた。DVDの特典映像で若尾文子が語っていたが本作の「功績は宮川一夫のキャメラによる」。真夏の京都の郊外でセットを組み、雪降る真冬の映像をつくり込んだというのも当時の撮影所の力…

>>続きを読む
>>|

あなたにおすすめの記事