◎額縁の中のオブジェの移動、ヴィトリアの行動、証券取引所での実体のない数字と格闘する欲にまみれた投資家達、友達と集まってはアフリカの黒人ごっこで悪ふざけしたり、全ての展開が暗喩に満ちて象徴的だったり…
>>続きを読む1/24 2回目
ファシズムや冷戦後の60年代イタリアが舞台。現状に満足できない女性と資本主義を絡めた映画ではないか。愛や新鮮さを強く求める一方で、完全にはそれに同化できない虚しさと渇き。空虚さが漂…
モニカ・ヴィッティの引力がすごい。
資本主義や無機質で渇いた街への変化を嘆くような描写に沿って、男女二人の愛が描かれる。
愛があってもなくても孤独、虚しい心情がよく分かるシーン、欲に目がくらんだ…