何だかわからなくてめちゃ怖いけどとてもいいのでは。闇に覆われた画面をガリガリの棒だけでできた何かが次々に横切っていく。シュヴァンクマイエルから奇矯さを全て削ぎ落として戦前のパリのデカダンスに流し込ん…
>>続きを読むブラザーズ・クエイ 短編集Iより。
窓からパンタグラフの集電器が見えて横にスライドしていくことと車輪の擦れる効果音で電車が走り出したことを伝えてくる表現。
いい、とてもいい(玉壺)
して、
電…
まどろみと暗闇を走行する2つの心地よさ。狭く永遠に延びる悪夢のランドスケープ。路上で泥酔して嘔吐する人のような美しさ。もっと暗く深くと望む、暗闇に手を伸ばす気持ち良さ。深部感覚のパンタグラフ。この作…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
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生を感じる人形
時計と街路樹、異空間のような街に滲む電車
車内から見える大聖堂の壁画
ブラインドから見える黒に冴える赤
アラブのような民族っぽい音楽にゾクゾクする。
人形のビジュア…
クエイ兄弟の作品の中ではかなり好き、なにしろ詩的であると同時に何を映しているか分かりやすい。タイトル通り光と陰の再現性の高さ、暗闇の中を電車がツーッと通る光景の美しさがグッとくる。大聖堂の中を通り抜…
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