色彩が綺麗で、母娘二人の脆弱とも言える関係性が美しかった。
母娘の確立された、独立した幸せにお節介をかける三人の男。そっとしておけばいいものを、あれが昭和の人情ってもんなのかね。
えらくコメディタ…
MUBIのツイートとかで小津さんの作品のキャプチャーをよく見てたから、初めて映画をまるまる見て、あ!これがあの完璧な画面・映像か〜!となった。
あきこさんとあやちゃんの2人暮らし、2人旅行がとっても…
人の結婚に関わることを、役を作って上がるゲームみたいに外野が引っかき回すさまがとても気持ち悪く描かれていてよかった。
終盤近く、裏で糸を引いていた男たちに対してアヤコの友人ユリ(ユリコ?)が「平和な…
昭和の映画強化期間です。
でやっぱりカラーの方が見やすいのは否めず、、
今日は秋日和。
母一人子一人の
娘の結婚について。
赤の他人のおじ様達が
あーでもないこーでもないと
世話を焼く。
あっ…
小津安二郎の映画は出てくる部屋に最終的には愛着すら湧く。構図の美しさばかり取り上げられるが、
そのことによって見てる我々がその"場所"に親しみを覚えてることに気付く。
複雑なことが一切なくほんと…
『晩春』の母娘バージョン。
『晩春』では娘役だった原節子が今作では母役。
岡田茉莉子が出ていると画面が明るくなる。
岩下志麻が、さぶりしんの会社の事務として一瞬映る。
年末年始で『小早川家の秋…
法事で始まり結婚式で終わる。その中間に広がる「儀式」と「日常」との戯れ。
衣裳を着替えることは、物語をよりよく語ろうとするための有効な細部に留まらず、その身振りで物語に変化と運動とを導入する豊かな主…
人間くささをうまくチラつかせながら、あくまで人間の美しさを描き出そうとする小津作品の魅力がこの映画にも存分に詰まっていた。一幕ごとに流れだすピースフルな音楽が、物語の前向きな展開を示唆していていちい…
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