2025/04/26 シネ・ヌーヴォ「生誕120年 成瀬巳喜男レトロスペクティブ」(アフタートーク:木下千花)
みんなあけすけに「バスが汚い!」と言ってしまう清々しさ。バスが汚いのはどうにもならん…
ぶっちゃけ、このタイトルだし、「アイドル映画」なんだけど、「おやおやこれは」ポイントがタップリ含まれているので、羅列してみる。
・タイトルからして引きが強いが、原作は井伏鱒二の『おこまさん』
・戦…
成瀬の童話の語り方。バスで、清水宏『ありがとうさん』を思い出した。
キャラクターが皆すてき。いわゆる成瀬作品とは一味違うが、好き。高峰秀子の薄っぺらい呑気な演技もいい。
イヤな社長も気分が良いとヒト…
井伏鱒二を思わせる東京の小説家・井川(夏川大二郎)が観光ガイドの文言をおこまさん(高峰秀子)に何度も稽古をつける何気に長い場面が妙に可笑しい。井川が投宿している宿屋の女将さんを見かける度に逃げるよう…
>>続きを読むなんとも、いい映画でした。
「俺の楽しみは車を愉快に運転することだからね」
『そうよ。あたしだって会社のことを思うってより、自分の仕事を立派にやりたいの』
この会話、良かったなあ。
17才のデコ…