なんとも、いい映画でした。
「俺の楽しみは車を愉快に運転することだからね」
『そうよ。あたしだって会社のことを思うってより、自分の仕事を立派にやりたいの』
この会話、良かったなあ。
17才のデコ…
このレビューはネタバレを含みます
初期藤本真澄によるプロデュースかつ成瀬と高峰秀子の初タッグ作品。山梨が舞台。
清水宏の『有りがたうさん』的なペースで進行するのかと思いきや、牧歌的である点には変わりないのだが、運転手(藤原釜足)や…
空席目立つバスの車掌さんがラジオをキッカケに通過場の案内放送を考えるが…
当時のデコちゃん人気が伺えるタイトル。
客を車内に残し自宅に寄ったり、途中下車した🐔追っかけたり…のんびりした雰囲気…
成瀬巳喜男監督が、井伏鱒二原作を肩の力を抜いて軽々と描いて観せた田園スケッチの秀作。田舎のバスはオンボロ車の運転手藤原鶏太と車掌高峰秀子は、ライバル車に客を奪われ迷走状態。ラムネとかき氷大好き社長勝…
>>続きを読む秀子、かわいすぎる!田舎町の車掌さんと運転手さんのほのぼの物語。バスの会社の社長さんの嫌な奴感もすごい。
デコちゃんのボロ靴から下駄に履き替えたりするシーンとか車が田んぼに落ちるシーンとかの切り替え…
成瀬巳喜男との第一作目って事で悪魔的な可愛さのデコちゃん(17)。今は昔の花形バスガァル。『稲妻』でもまたやって、『放浪記』ではやらない。戦時中を感じさせない様な緩やかな時の流れと、ほんわかした中で…
>>続きを読む偶然、YouTubeに上がってたから暇つぶしに拝見した戦中の成瀬巳喜男作品。高峰秀子が若い。映像も綺麗。
主人公等を乗せた路線バスで日本の田舎をグルグル周回させただけで物語が成立してしまった不思議…