「偽物」が「本物」を凌駕することによって、映画における「もっともらしさ」や俳優による演技、パスティーシュへの賛美を表した良作でした。
本物の馬に職を追われる馬役の下っ端俳優というユーモアを基調としな…
馬の足の役者の役を名喜劇役者の藤原釜足がやっていて、いつもはちょっとしか出ないのにこの映画では主演で出ずっぱりだった。
馬の足の役がどうでもいいと思われてる役というのは、おじいさんくらいの世代の人と…
大傑作。正直なんて書いたらいいか、こんなにレビューが難産だった映画も珍しい。とにかく見て欲しい。演じること、芸事を問うテーマが非常に深い。舞台で馬の後ろ足と前足を演じている二人の男の話だ。俺なんか、…
>>続きを読む☆凄い!ほぼサイドストーリー無しで、ウマの足役の二人で引っ張りましたね!
☆鶏太時代の釜足さん、なんとも言えない可愛らしさ!当作が1940年、秀子の車掌さんが1941年かぁ。
☆相棒(後脚)の柳谷寛…
花粉症でぼーっと見てしまったが、冒頭噂話をする2人の会話の切り返しが悠々とイマジナリーラインを越えていたような?
あのラストはびっくりした。芸道ものは検閲が緩かったのかは知らないけど、たぶん日米開戦…
馬に近づきたいという軸が最後まで通ってていい。後ろ足は前足を、前足は馬を追いかけるという図がしっかり最後に運動、画として観せてくれるのは映画的で感動した。こんなところに連れて行ってくれるのかと思った…
>>続きを読む面白かった……
ラストがヤバい。
馬のリアルさを追求し続けるひょうろくが馬をどこまでも追いかけて行くこの馬鹿さと遠さ。
「終」が出たとき滅茶苦茶笑った。
しかも走っている姿は結構馬なんだよなぁ。笑…