介護、離婚、夫婦、親子、宗教、子育て、、人間の悩ましい部分が凝縮された感じで見ていてしんどかった。
嘆いても仕方ないってわかっていながら、時々環境を嘆きたくなる時がある。人間とは何でこんなに辛い…
11歳の娘を連れてイランから出て行こうとする妻と、アスペルガー症候群の父を置いていけない夫。二人の対立が大きな事件を引き起こし、周囲を巻き込んでいく。
イラン映画としては初のアカデミー賞外国語映画賞…
ようやくみた。
ドライにつなげられるシーケンスと、ひとびとの視線が印象的で、その地にあたる社会の構造と問題の構成がまたよかった。
さまざまな場面で近代的で合理的な主体として振る舞うことが求められ…
みんなが不幸だった。
まず戦争や宗教のイメージが強いから、イランっていう国と、介護とか認知症が結びつかなかったし日常の争いごととかそういう面をはじめて見たかも、、
信心深く神様は絶対的な存在なのに人…
子供の教育のためにイランを出ようとする家族。教養がなく、貧乏で、信心深い家族。
離婚、介護、貧困、宗教。
イランのごく日常の中のひだに触れることができる作品。
刑事告訴なのに弁護士も検事もいず裁判…
あくまで作品から感じられる印象として、アスガー・ファルハディとアッバス・キアロスタミの関係は、どこかドストエフスキーとチェーホフとの関係に似ているように思うことがある。
1940年生まれのアッバス…
普段あまり目にする機会がないイラン映画でしたが、引き込まれました。イランの宗教に根ざした生活や文化など、難解と思う部分もありつつ、介護問題や格差社会など、そう言った悩みは万国共通なんだなと身近に感じ…
>>続きを読む© 2009 Asghar Farhadi