落語家を扱ってるというだけで、別に笑えるわけでも喜劇でもない。
反戦・厭戦・反権力的が強く、野村芳太郎の一連の松竹喜劇より少し重い。
それにしても渥美清の冒頭の口上、聞き惚れる上手さだ。
汽車の荷物…
しゃもじ兄弟子こと佐藤慶の抵抗、虫眼鏡のなかの三田佳子。焼け跡、バラックのセット素晴らし。モブシーンといえば沢島忠。天国への階段→球場のマウンドに渥美清を視て南田洋子が観客席から駆け寄っていくラスト…
>>続きを読む渥美清(三遊夢歌笑)
三田佳子(おひさ)
南田洋子(春藤ふじ子)
清川虹子(高水やす)
田中邦衛(藤田三吉)
佐藤慶(しゃもじ/兄弟子)
石山健二郎(三遊亭金楽/師匠)
十朱久雄(円八師匠)
渡辺篤…
戦争反対を笑いで描く。
小林信彦は本作を失敗とした。作風が左翼的すぎる。歌笑の芸はそれではない。(『おかしな男 渥美清 (新潮文庫)』 小林信彦 )
担ぎ屋とパンパンが支持していることが左翼的とい…
東映YouTubeにて。渥美清が戦中・戦後に活躍した落語家・三遊亭歌笑を演じた伝記映画。これが実に良かった。
実際に不細工で売っていたという歌笑。目が悪く兵役に取られることも無かったが、持ち前の明…