戦争反対を笑いで描く。
小林信彦は本作を失敗とした。作風が左翼的すぎる。歌笑の芸はそれではない。(『おかしな男 渥美清 (新潮文庫)』 小林信彦 )
担ぎ屋とパンパンが支持していることが左翼的とい…
落語家を扱ってるというだけで、別に笑えるわけでも喜劇でもない。
反戦・厭戦・反権力的が強く、野村芳太郎の一連の松竹喜劇より少し重い。
それにしても渥美清の冒頭の口上、聞き惚れる上手さだ。
汽車の荷物…
しゃもじ兄弟子こと佐藤慶の抵抗、虫眼鏡のなかの三田佳子。焼け跡、バラックのセット素晴らし。モブシーンといえば沢島忠。天国への階段→球場のマウンドに渥美清を視て南田洋子が観客席から駆け寄っていくラスト…
>>続きを読むエンターテイメントと社会派の美しい融合が、この作品にあると思いました。僕は映画は基本エンタメであってほしいと思っていて、あからさまに社会派を謳ったような作品はあまり好きじゃない。もちろん、好みもある…
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