新文芸坐、追悼・橋本忍特集。
仇討ちが藩のセッティングのもと、公然と行われる。
そこに至るまでの人間模様や因果が時系列をミックスして描かれる様があまりに緻密で虚飾を排し滔々と。
橋本忍の脚本の素晴…
橋本忍の、『切腹』『上意討ち』に通ずる、対面ばかり気にして、個人の尊厳を踏み躙る「武士道」を糾弾する物語。
陰惨な話で、ラストも激にが。錦之助の迫力、進藤英太郎の名演技が酔わせる。
『切腹』『上…
野田版「研辰の討たれ」を観ていて、
この作品を思い出し見直してみました。
「鬼の筆」によると、
橋本忍氏は、この作品をヨーロッパ旅行中に見学したローマ時代のコロシアムから思い付いたそうです。
コ…
仇討がイベントになってる!!
勝負前にご飯食べたり、酒飲んだり、どちらも闘いたくはないのに闘わざるを得ない緊張感がある。
ほんとにあんなことしてたのだろうか。
ジャケ写真の萬屋錦之介の顔が凄まじく…
今井正監督作観る
江崎新八は武具の手入れを巡
り地位が上の者と揉めて決闘
申し込まれ相手殺害。両者乱
心者として収めるつもりが
脚本 橋本忍
数十年ぶりに観る
武家社会システムの常識に些細な事…
「切腹」に並ぶ不条理劇にして、あそこまでの残酷美に到達したとは言えない。初っ端の下部構造ショットは良かった。しかし役者の演技に凄みが足りない。これでは画面に惹きつけることは難しい。最高潮の盛り上がり…
>>続きを読むマッドドッグ萬屋錦之介 1度は収まったものの助太刀を目にするや病気のように奇声をあげて襲いかかるっ怖いっ流石です
情けとは個人であることをやめているそのものだったり 自分より大きなものに命懸けであ…
1964年、社会派映画監督・今井正と昭和で1番有名な脚本家橋本忍がタッグを組んだ侍映画。
このコンビの時代劇も珍しい気がするが、
今井正はこれの前作が「武士道残酷物語」なので続けて武士(武士道)を…