鋪道の並木も冷たい風を受けながら新しい芽を育てていく。私もそれに負けないように生きていかなければならない。
風が当たれば、当たるほど…。
【感想】
良すぎる。
銀座の7丁目で働かせてもらった1年間…
見終わってみると、セキネさんが骨子になっている気が。やられた。「こんな美しい人にまさかね」残酷。
成瀬巳喜男2作目だけどあねさんが好きなんだなと安直に思っている。高峰秀子だからこんなに奥行き生まれる…
成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の黄金コンビによる作品。銀座の水商売の世界を描く1960年代の「お水の花道」。主人公の銀座のママを演じた高峰秀子は衣装も担当している。「浮雲」の森雅之と再共演しているのも…
>>続きを読む虚飾に満ちた世界に生きる高峰秀子から醸し出される哀愁がすごい。お客になびかない信念で他の女給たちと一線を画す風格を纏いながら最後にはそのプライドが仇となる。一見強かに見えてその実は脆い。一度はズタボ…
>>続きを読む最近、師匠に教えていただいた高峰秀子の「わたしの渡世日記 上下巻』を読みました。
母親が強烈なステージママだったのは噂には聞いていましたが、想像以上でした。
彼女は生まれた時から、波乱に満ちた人生で…
佃島の風景、特に住吉神社の隅田川に面した鳥居と両脇の住宅は今と大きく異なり新鮮に映った。ホステスの圭子は周囲の期待に縛られながらも、力強く前を向く姿が生き生きとしている。人々の葛藤は今も変わらない。…
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