主人公アリヤ少女時代のヒンド・サブリーはその後の活躍が納得の輝き。時代も地域も越えた女性の苦難の普遍性と生命力。昨年惜しくもコロナで亡くなったムフィーダ・トゥラートリ監督デビュー作。佐野光子さんのマ…
>>続きを読む1994年のチュニジア映画。
王家の召使いの娘として育った歌姫(主人公)が、
父親のように慕っていた王家の跡継ぎの訃報を聞き、
廃墟になった王家を訪れ、彷徨いつつ、
王家で過ごした娘時代を回想する…
歌手であるアリヤは宮廷に召し使いとして住んでいた時の皇太子シド・有りが亡くなったと聞いて宮廷を訪れる。彼女はそこで自分の過去を振り返る・・。チュニジア映画という日本では珍しい作品で、イスラムの風土が…
>>続きを読む#41 イスラーム映画祭7@ユーロ
1994年の製作で、もう古い映画の部類だが、これはいい作品だった!
1950年代、チュニジア王宮最後の日々を、下働き女性たちの視点で描いたもので、カメラは王宮を一…
原題は宮殿の沈黙。それはつまり宮殿の下働きの女性たちの、ひいてはアラブ人女性の沈黙を意味する。と。
それにしても14歳のヒンドサブリ可愛い。
そして前触れなくいきなり歌上手い。
けどアラブのDNA…
このレビューはネタバレを含みます
しばらく言葉も出てこないぐらい疲れた。。
美、血、歌。の三つの印象。
女性監督の作品やけど、男性目線で女性を見るようなシーンも多かった気がして不思議なモゾモゾした気持ち。
父への憧れ、拒まない母へ…
確かにある歌い女の思い出としかいい様の無い回想劇ではあったが、これと言ってどこを軸として良いか分からず…。いや、なんとなくは分かるのだが、いかんせん母ー娘関係を巡る心の機微など私には当然理解のしよう…
>>続きを読む母と娘、その娘と母という連続性
王政派でも独立派でも男性が身勝手なのは同じだった、、という主人公の絶望感
民族独立という大義を果たしても結局女性の状況は同じかよ、というチュニジア人女性の感覚と、そ…