ある落日の作品情報・感想・評価

ある落日1959年製作の映画)

製作国:

3.3

「ある落日」に投稿された感想・評価

mingo

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3.4
駄々っ子すぎる岡田茉莉子と正論ぶつけられて黙りこくる不倫男森雅之の誰も得しない井上靖原作の大庭秀雄作。六本木多目的男に言い寄った女たちの幻影をみる。誰も報われない…高橋貞二の正論野郎役はズケズケ言うのおもろいなと観てるとしつこくて後半バテた。
神保町シアターの松竹映画特集にて拝見。

不倫をする岡田茉莉子と森雅之がうじうじと別れ話を繰り返すメロドラマ(?)。終始、恋愛に関して正論をズケズケと話す高橋貞二も水を差す感じで面倒臭いのだけど、その理屈バカな徹底ぶりに笑った。
tk33220

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2.8
岡田茉莉子と森雅之がウジウジした不倫劇を繰り広げていて、飛躍もなく生真面目なところが物凄い退屈だけど、二人のやり取りにいちいち正論でものを行ってくる高橋貞二のキャラは中々面白くて妙なバランスが成立している。
teru1962

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3.6
やはり、大島渚の師匠。持っていき方に
技を感じる。モリマが信じられるかどうかは
映画ファンの指標w
世界男女に救済がありますように



茉莉子きれいすぎた、お洋服も、柱に体を預けて頬を寄せて泣くシーンはすごすぎた

正論マン、高橋貞二、光すぎた、敗北主義的恋愛に堕した我々をもっと責めてくれ

伊藤雄之助のギャグ要素良かった

音楽良い、スタンダードなものありつつ、シンセ使ったサスペンス調のものが新鮮
一

一の感想・評価

-
会うといつも別れる話ばっかりしている岡田茉莉子と森雅之の不倫メロドラマ。うるうると森を見つめる岡田茉莉子がちょうキュート。「愛とはどうにもならないものなんだ」「人は幸福にならなければならないのだろうか」などとキザに人生を語るモリマに無粋にも程がある潔癖理屈バカの高橋貞二がいちいち間髪いれずにダメ出しするのが最高。ずっと見てたい。
Jimmy09

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2.2
2017年8月23日、神保町シアターで鑑賞。
井上靖原作、岡田茉莉子&森雅之の主演映画。監督は大庭秀雄。
この映画、1959年製作で、岡田茉莉子がモノクロ映像にとても綺麗。

原作未読なので、原作なのか脚本なのかはわからないが、物語が面白くない。
何が面白くないか、と言うと、「他人の生活にやたらと首を突っ込んで自分も当事者のように振る舞う建築設計技師(演じるのは高橋貞二)が鬱陶しい」のである。
観ていて、「他人の生活なんだから、ほっとけよ」と思ってしまい、イライラする。…これ、自分が面白くなかった原因。

まぁ、滅多に観ることが出来ない作品なので、一見しておいても良いかもしれない。

<映倫No.11186>
「開館10周年特別企画 神保町シアター総選挙2017」(岡田茉莉子特集)
@神保町シアター
tokio

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2.9
Rec.
❶17.08.19,神保町シアター/神保町シアター総選挙2017
3104

3104の感想・評価

3.5
亡き兄が勤めていた会社の社長と、彼に就職を世話してもらった若い娘。最初はそれだけの関係だった2人がいつしか恋に落ちる。社長は病身の妻がいるのでこれは道ならぬ不倫の恋。共にこのままではいけないと判っているが離れられない。次が最後、次が最後と言い聞かせながら。

不倫モノの文芸メロドラマと一言でカテゴライズできるような作品。新鮮味のない題材に加えて別れる踏ん切りがつかず不義を続ける2人、そして映画自体のテンポの遅さなども相まって、全体的に退屈を感じてしまうのは残念。

社長役に森雅之、不倫相手の若きタイピストに岡田茉莉子。
しかし森の終始身勝手というか牧歌的にさえ見える態度はなんだろう。会社が傾きやがて潰れてしまうというのに、呑気にそして受け身的に彼女との関係を続ける様は滑稽を通り越し呆れさえ感じてしまう。しかし森が時代錯誤かつ名優然とした佇まいで演じると、なんだかしょうがねぇな・・と思ってしまうのもまた事実。
岡田演じる清子の、こちらも受け身かつ耐える女風の演技もまたじれったい。世評や倫理に悩む描写もごく薄く、森同様感情移入もできなければ反感を覚えるまでにも至らない。
(しかし美人はそれだけで眼福だ。岡田の愁いを帯びた表情のアップが多いのがこの作品の特徴。それを眺めるための映画と言い切ってもいいほど)

そんな2人を「現実サイド」に立ち忠告を投げかけ「こちら側」に誘導しようとする役に高橋貞二(彼の職業が建築士というのもどこか示唆的)。恋愛の機微やどうしようもない感情を解せずに投げかけられる彼の意見は、愚直かつ非現実的だけど結局は物語後半の牽引力になり得ている。

最後はまっすぐ彼方に伸びる線路上を歩きながらジ・エンド。“正しい”道を往け、ということか。
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