白鷺の作品情報・感想・評価

『白鷺』に投稿された感想・評価

泉鏡花の原作を相良淳準が脚色、衣笠が監督した。浜町の料亭の一人娘、お
篠は、家が差し押さえとなり、芸者となる。美しく、はかなく、流される人生。
324
4.0
落ちる熟れた柿よ。清らかな白鷺の乱れ髪と簪。才を持つ男、金を持つ男、どちらも持たない男。人物を中央に配置しないバキバキ構図、障子の窓越しショット、艶やか彩度。
緩慢だけどクライマックスで鏡花っぽくもなり、なんとか映画としてもちこたえたって感じ。
現代っ子じゃない野添ひとみ良かった。出番少ないけど。
Kazuho
4.0

苛立ちの方が目立ってしまった印象だった。

迫真に迫る演技が少なく(所々、お、という場面はあったにせよ)、映し方もどこかチープで、途中弛れてしまった。

とはいえ、原作が原作なので物語としては完成度…

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花柳界を舞台にした切ない純愛物語。
美輪氏おすすめのこってりとした一作。
こ
3.9
このレビューはネタバレを含みます

佐野周二許せない...........
どこまでも焦がれる女である山本富士子に健気な絵描きの川崎敬三がまた良し、その頼りなさ故により心揺さぶられる、、白鷺の絵がもっとも美しかったよ
やはりあそこで御…

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yasu
4.5
白鷺に例えられても困るが、モノクロの山本富士子のほうが瑞々しく見えるのは何故か。
ニシ
-

この映画の究極的なゴールは山本富士子川崎敬三2人が女中、芸者へとならなければならない借金、そして評価されない画家による金銭面の不安定さから解放され、映画内唯一の浮世である木造のバルコニーにて2人が1…

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泉鏡花原作の映画化、カラー作品
監督は衣笠貞之助、主演は山本富士子

【あらすじ】
明治期(40年代)を舞台にした悲恋物語

かつては裕福だった家が没落しお嬢さま暮らしであったお篠(山本富士子)は家…

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一
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昔の写真見せる見せないでキャッキャしたあげく山本富士子に飲めない酒飲まされて即グッタリするアホ大学生みたいな川崎敬三の頼りないこと。「宙に浮いた金ならそれオレもーらい」と金を奪って「その金くんないな…

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