父と幼い娘(くそかわいい)、二人で母の不在を補填しながら原始的生活を営むその風景に息を呑む。あらゆる生き物の姿だけにとどまらず、そこから発生する音によってもイメージを喚起させ豊穣な空間を形成。パラジ…
>>続きを読む森番は孤独。殆ど言葉を発さない。妻に出ていかれて子供の世話にてんやわんや。農奴からも忌み嫌われ、貴族には相手にもされない。小屋の燻んで侵食した窓。謎の笛。道具のディテールが素晴らしい。娘が果実を齧り…
>>続きを読むツルゲーネフによる同名短編は「狼」と呼ばれる森の番人が盗みを働いた貧しい農奴を捕らえるも、最後はその男を見逃してやるところで終わる。ふたりの緊迫したやりとりは農奴たちの困窮を浮き彫りにするが、映画は…
>>続きを読む今は亡きオーディトリウム渋谷にて。
台詞がほとんどない、もはやサイレント映画。森の番人と娘二人が主人公。今まで見た中でも指折りのょうじょハァハァ映画。森の映像はすばらしいよ。パラジャーノフが激賞し…
19世紀のロシアの農奴制のもと、領主の森番を務める主人公とその娘の話。森やそこで生きている生き物の環境の描写はかなり頑張っているが、二人は森の外に出ず、森にやってくる侵入者のも普通なので、いまいち盛…
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