四月のすべてが詰まったような映画。
淡くて繊細ですこし怠い、不安と期待が入り混じったため息に溢れているかんじ。
あ、はじまりそう…ってところで終わってしまうのも、なんだか四月っぽくていい。
終始引っ…
冒頭の恐ろしいほどに美しい桜吹雪、雨の中によく映える赤い傘の色使い、画の質や音楽から受け取ることのできる柔らかな印象、ちょっぴり変わっているが優しい登場人物たちなどなど…私の思い浮かべる岩井さんらし…
>>続きを読む岩井俊二はこういうミニマルな世界観のがうまくて好き。
ださい大学生、サークル、アパート、本屋、映画館、初恋。
好きって言わないのは、好きって言ったら気持ち悪がられると思うから。
見終わったあと忘れ…
話の展開的にまだ何も始まってやしないじゃないかと思ったけど、主人公と傘の描写や人間関係の微妙な距離の取り方が共感できたのでそこは面白かった。面倒くさい主人公もこういう人いるなとリアリティがあってよか…
>>続きを読む自分の上京した時の、希望というか、明るい未来というか、一言でいうと"ワクワク"的なものを思い出しました。いやぁ大学って本当不思議な空間ですよね。
しかし、それにしても卯月ちゃんの真摯な片想いを見てる…
新しい生活を始める時に見たい映画。
国木田独歩『武蔵野』片手に、憧れの先輩がいる東京に上京してくる話。決して華やかでキラキラした新生活でもなくて、平穏で冴えないのが、やけにリアルで。でもあの頃の田辺…
この作品を初めて観たのは中学生の時で、「早く大学生になりたいなぁ」と一人暮らしに憧れたものでした。松たか子演じる純粋な女子大生の冒険談。武蔵野市を舞台に、新生活の高揚感や進学の動機が、4月の美しい桜…
>>続きを読む