100人の子供たちが列車を待っているの作品情報・感想・評価

100人の子供たちが列車を待っている1988年製作の映画)

CIEN NINOS ESPERANDO UN TREN

製作国:

上映時間:58分

3.9

「100人の子供たちが列車を待っている」に投稿された感想・評価

YOKI

YOKIの感想・評価

3.8
「映画は時代をうつす鏡」という言葉により説得性をもたせてくれた作品。
kkkkk

kkkkkの感想・評価

3.9
自分は映画の入りがドラえもんとかだったので、「なぜ動く」「なぜ映画ができたのか」というところから学んでおり、映画が幼少期から溢れていた自分と比べて、映画に出てきた子供達の方が豊かなのではないのかと考えさせられでした。また、ゾートロープやソーマトロープを作っているときや映像を撮っているシーンなどの子供たちの表情を見てもそう感じました。
くりふ

くりふの感想・評価

3.5
【子供たちは列車に乗れただろうか?】

再度フィルムでみておきたく、下高井戸シネマの上映、行きました。16mmフィルムを直にみる機会なんて、あと何回くらいあるだろう?

80年代末、ある女教師の貴重な活動を追ったドキュメンタリー。チリの映画、ということでまず貴重ですが、撮られる行為が面白い。この先生、寂れた町で子供を集め、真摯に映画を教えているんですね。

本作、描き方は素朴過ぎてそっけない、という印象はあります。が、映画を初めて見て、学ぶ、素朴な子供たちの背後にときおり覗く、軍政下という当時の情勢と、その影響が映り込むことを含めれば、やっぱり本作は貴重な記録だと思います。

集会所となっている礼拝堂で、マリア像?等がサッと片付けられ、祭壇がスクリーンに変わる、というフレキシブルな映画学校。そうだよね、神より映画だよね。

映画をみたことがありますか?という質問から始まって、その即席映画館で、リュミエール兄弟の『列車の到着』や、世界初のアニメと言われる『ファンタスマゴリア』が上映されます。(映画のタイトルは、『列車の到着』を楽しみに待つ、という意味)

幼い時に、まずここから入るってすごいなあ、と羨ましくなった。これと、『プリキュア』等から入るのと、どちらが「豊か」だろうか?

何にせよ子供たちは映画に没入し、スクリーンに引込まれていきます。ここチリには『ミツバチのささやき』のアナが、実在したのです!

その上で、ゾエトロープなどを自分の手で作り上げることで、なぜ映画が「動いて見える」かを実戦で学び、さらに「創作」へ移ります。描いて物語ることを学ぶわけですが、そこで選ぶモチーフが面白い。

ふつうに、ああやっぱり軍政下だ、という選び方をするわけですね。大人たちが生み出す軋みを、素直に受け取っているのでしょう。そんな子供たちの日々と表情を、淡々と映画は切り取り、終わります。

数多の反対派殺害、貧困層の増大、街ではデモが日常的に起こり、厳しい暮らしの中、廃品回収が日課でもあるような子供たちが、新しきを物語る、ことを学ぶのは、大切な糧になったろうと思います。

だから映画が終わってみると、この子たちは今どうしてるだろう?ということが、とても気になって来るのです。

本作の後に、チリの軍事政権は終わり、民政移管となりましたが、小さな映画学校で学んだことは、どんな実を結んだのだろう?

彼らの現在を追う続編がみたい、というのではなく、「卒業生」たちが、自主的に創りあげたモノやコトをぜひ見たい、と思ったのでありました。

<2013.4.18記>
tsk

tskの感想・評価

3.7
映画館に行ったことの無い子供たち、彼らのインタビューに潜んだチリの当時の現状
国の1番の被害者である子供たちが、「映画」の作り方や歴史を学び、実際に映画を観る体験をすることによって、彼らにとっての新しい生きる希望や学ぶ意味というものをもたらした。
『100人の子供たちが列車を待っている』という代は、1895年にリュミエール兄弟が生み出したはじめての映画である『列車の到着』に由来しているはず。彼らは文字通り、チリの貧しい地域で映画を生み出したのだから。
のっち

のっちの感想・評価

4.0
これやりたい!

1988年チリ・サンティアゴ郊外ロ・エルミーダに暮らす貧しい子どもたちに映画教室を開くアリシア・ベガ。彼女たちを追ったドキュメンタリー。

映画を見たことないような子どもたちが映画を見て喜ぶ経験、映画の元となった技術を体験して驚く経験、実際に映画を撮ってみて笑い合う経験。全てが愛おしい。一方で社会情勢が悪いことが時折挟まれ、秘密警察や将来の夢が軍人など、今の日本人からすると悲惨さしかない。

これを今の子どもが見たらどう思うのか、日本の子どもが体験したらどうなるのか。非常に興味深い。

以下メモ。

映画は見たことがないのに、「前に撮影か録音されたことある?」と問われると、秘密警察に「何か秘密はないか」「地下室はないか」と聞かれたと答える12歳と8歳の子ども。

アルベール・ラモリスの『赤い風船』を見せて「作られた話の映画に出てくる人は本当にはいないのよ」と教えた後に、デモクラシーのドキュメンタリーを見せて「記録映画は本当のこと」と教える。

その後子どもたちが自分自身で『デモ』という映画を撮る。
Fumie

Fumieの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ピノチェト独裁政権時代に映画を学ぶ子どもたちと教師のお話。時代背景がとても好きなので印象にすごく残ってる。
子どもは正直で純粋、反ピノチェトデモを描いたり、それによる死を無邪気に語る。
純粋で吸収しやすい分、教育の大切さを切に感じた。

映画を観ることすら禁止される時代、ゾートロープなど映画のワークショップをしながら目を輝かせる子どもたちが印象的。
中庭

中庭の感想・評価

3.6
半径1〜2メートルの身の回りと、暴力的な社会との境界線が限りなく薄れゆく子供たちへ映画の成り立ちを講義する。何がもたらされるか。フレーミングを教わり、被写体との距離感を一つずつ考える。フィルムの実在性を意識する遊びを同時平行で実践する。集団的な芸術を前に役割分担を決めること。

このレビューはネタバレを含みます

ソーマトロープをつくること
手を動かして見ること
ゾートロープをつくること
手を動かして覗き込むこと

映像を見ること
そして、映像を作ること
目の前の光に歓喜すること
私たちは忘れてはいけないこと
リコ

リコの感想・評価

3.0
保健の教育アニメを見た子供たちが描いたクレヨン画にゾッとした。
子供に最初に見せる映画はよく考えないといけない。
べべ

べべの感想・評価

-
最近悪い意味で映画と鑑賞者が近すぎるなあと思わされた。違うことしながら観てる人でも観たことにできちゃうもんね。
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