ハネムーン中にカエルの話をしている時(水面に反射した姿が美しい)よりも、出口のない逃避行に移ってからのほうが二人とも幸せそうに見える。不条理で罪と悪意を押し付けてくる社会に見切りをつけて、ようやく二…
>>続きを読む更生の不可能性
フリッツ・ラング監督がアメリカ亡命後に手がけた犯罪ドラマであり、同時に強烈な社会批評を内包したフィルム・ノワールの先駆的作品でもある本作。
物語は、前科者の男エディと、彼を…
傑作。自己目的的に作動する法システムを喜劇的に描いたのはカフカだが、システムに内在的なバグに巻き込まれた人間からすれば絶望的な悲劇でしかない。後半の二人の逃避行のもはや後戻りできないどうしようもない…
>>続きを読む省略がうまい
イニシャル付きの帽子だけ見せて誰が犯人かは宙吊りとか
逮捕後死刑判決までの早すぎる展開など
最後の主観ショットの奇妙さ
アンティゴネーぽさ
霧の立ち込める刑務所の門らへんの釈放さ…
「ボニー&クライド」がモデルなんだが、その逃避行へと至る、救いようが無い展開が秀逸。 権力者側ではなく、犯罪に走る側をヒロイックに描くのが、世界大恐慌時の世相を感じる。
原題は『You Only …