小栗康平監督作品。
独特のムードが魅力的な傑作だった。
「泥の河」より本作の方が好み。戦争や夫婦間の分断を、冷酷に描いていく。
濱口竜介にも影響を与えたのではないかと思わせる、棒読みの台詞。
棒…
張り詰めた糸とそれがぷっつり切れる、その繰り返しのような緩急。
舞台のような平面な印象もありつつ、ここに辿り着くまでの妻の荒ぶる葛藤が感じられ冷たい火を目の前にしてる感じ。
心が壊れるってこういうこ…
四コマ映画『死の棘』https://note.com/fukuihiroshi/n/naf822beea2f4
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10代の時に見たはずだけどまっっったく覚えてなかった。。
松坂慶子が正…
題材はもとより、「これは作り物です」と言わんばかりの台詞回しや、現実から遊離した自宅セットなど、恐らく小栗監督が助監督を務めた「心中天網島」の影響が無視できない作品で、前衛的な世界観で夫婦の痴話喧嘩…
>>続きを読む島尾敏雄の私小説を、小栗康平が脚色・監督した。かなり原作を損なわぬよう、忠実に映画化している。「泥の河」と並ぶ小栗の傑作。主演が松坂慶子と岸部一徳というのも意外性のあるキャスティング。
丸の内ピカデ…
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