題材はもとより、「これは作り物です」と言わんばかりの台詞回しや、現実から遊離した自宅セットなど、恐らく小栗監督が助監督を務めた「心中天網島」の影響が無視できない作品で、前衛的な世界観で夫婦の痴話喧嘩…
>>続きを読む島尾敏雄の私小説を、小栗康平が脚色・監督した。かなり原作を損なわぬよう、忠実に映画化している。「泥の河」と並ぶ小栗の傑作。主演が松坂慶子と岸部一徳というのも意外性のあるキャスティング。
丸の内ピカデ…
誰も言わないけど日本映画の傑作の一つであるとわたしは思う。
だいぶ前に原作小説は読んでいたが、まさか映画をU-NEXTで見られるとは思わなかった。
この映画が1990年に作られたということも重要だと…
『海辺の生と死』で神聖とも言える純愛を見て、その続きのようなので来た。が、特攻ほとんど関係ないじゃん。
裸も辞さぬ松坂慶子と岸部一徳の熱演、それに時代の再現は素晴らしい。
それ以外は、う〜ん…。
俺…
2025/01/26
監督 小栗康平
松坂慶子
岸部一徳
"「あなたさま」と、言いなさい"
戦時中に出会い恋に落ちたトシオとミホの夫婦、
それから10年、仲睦まじく暮らしてきた2人だったが、ある…
学生時代から島尾ミホ派。『死の棘』を読んでイラつき、後年『狂う人』を読んで自分の変わらなさにホッとした。
狂気のミホさんはまだ幼かったんだなーと再度映画を見て思った。
当時は松坂慶子じゃなかろ…
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