八月の濡れた砂に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『八月の濡れた砂』に投稿された感想・評価

日活最後の作品。ダイニチ配給、『不良少女魔子』との二本立て。閑散とした新宿大映の二階席で観た。終盤で、母の愛人である渡辺文雄のヨットを分捕り、海に出る。犯せなかった藤田みどりを遂に犯す。それを観てい…

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4.1
日本映画からは、70年代の不良の夏休み的な映画だけど石川セリの音楽も素晴らしい。夏のヨット映画は『太陽がいっぱい』とか『狂った果実』とか定番なのかもしれない。

こんな映画があるなんて、すごい時代だと思う。むちゃくちゃやってるようで、ちゃんとした映画なんだよね。70年代前半って、もう映画の時代が終わってる感すごかったんだろうね。漂ってるヤケクソな雰囲気が面白…

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K
4.1
70年代のフランス・イタリア映画に負けないくらいのパワー

村野武範のyouthとclassicのミックススタイル◎
理屈抜き、俺の青春。あの頃の夏は今より暑かった。テレサ野田の黒く焼けた細い肢体が懐かしい。日活青春時代の終焉に相応しい藤田敏八監督の傑作。石川セリの主題歌にある通り、あの夏の光と影は、もう帰らない。
石原慎太郎や村上龍の作品、鈴木茂の『BAND WAGON』と親和性の高い世界観。
2度観たが、2度目によさが分かってきた気がする。
4.1

すごい、若さゆえの刹那的な衝動、そしてその不発が主題になってるというのがめっちゃいい。色彩も照明もぎらついていて最高

男は意気地無しで女しか行動に移せない。男は性欲を満たすためにレイプという手段を…

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L
4.5

良い!!めちゃくちゃ良い!!
私の中では、開始3分でこの映画の勝利が決まった
70年代の退廃的な空気がじわじわ伝わってくる。。わかる!

「死にたい!」「死ぬぞ!」(海に飛び込む)「なかなか死ねない…

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5.0
藤田敏八のようにちょっと泥臭くて感情に溢れた情景描写に憧れた。
4.1

セックスとスピードに狂い、快楽に身を興じる無軌道な青春。シラケ世代、70年代の指標となった青春映画の金字塔。夏の残像を刹那に描く。テレサ野田、石川セリ。数10年振りの再鑑賞、ギラギラと照りつける太陽…

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