八月の濡れた砂に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『八月の濡れた砂』に投稿された感想・評価

藤田敏八監督『八月の濡れた砂』(1971)

抑え切れぬ若者の欲動と破滅ー

うだつのあがらない男たちの太陽光に虚しく照らされ肉体が美しくもある。

ラストシーンの銃を構えた女性の諦めと反逆の間で揺…

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il
3.4


ルパン三世のアニメシリーズなど担当してた大和屋あつし脚本に注目してみてたけど、テレサ野田の弾ける演技と、昭和のなごやかで野蛮で退廃的な青春の危うさの珠玉なストーリーが煌めいていて、良くも悪くも現代…

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’70年代夏の湘南海岸、早朝。
暴行されたであろう少女早苗が、不良グループの車から放り出される。
少女は裸になり海に飛び込み身体を洗う。

バイクで通りがかりその光景を目撃する少年清。
服を貸してや…

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ゼミの教授にこの映画を題材にした発表をさせられた記憶。
話はむちゃくちゃなんだけど登場人物たちの意外性のあるアクションで退屈にならない。ただ青少年の自立のために「女が死ぬ」映画なので人には薦めづらい…

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SANKOU
3.9

このレビューはネタバレを含みます

こういう衝動的なヤケクソ青春映画(?)は今の時代には作られなくなったなと感じる。
時代の空気感はとても伝わってくるが、正直心に刺さる映画ではなかった。
ただ、この映画の登場人物が抱える行き場のない怒…

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TD
3.3
時代の違いを感じるけど、コンプライアンスも多様性もクソもない昭和の時代の暑苦しい青春(?)が体験できる。嫌いではない。
3.4

このレビューはネタバレを含みます

秋元康のお薦めだったか。意外と面白い。滅茶苦茶できる青春か、羨ましいね。

へぇー、ラストもよい。
登場人物みんなテンションが変
ヨットの中をペンキで真っ赤に

なぜだか『台風クラブ』を思い出した。
Omizu
3.3

【1971年キネマ旬報日本映画ベストテン 第10位】
『赤ちょうちん』藤田敏八監督が日活で撮った作品。ロマンポルノに移行する前の、旧体制日活最後の作品である。

汗が滴る暑苦しさを表現した撮影、無軌…

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lag
3.5
ただの脅かし。途中でやめる。海に捨てる。赤で染める。しょうもない執着。人混みの砂浜。片言神父。たまには渡辺文雄。主題歌の勝利。

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