視聴覚室のショボいモニターではなく、いつか映画館で観たい一本。異なる感光で収められた朝と夜が一対を成し、寝室の光景などは全く別の映画のよう。青白い輪郭で浮かび上がる顔面と、網膜に近い感度で陽光の照り…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
PTSDを患っているような男と、空腹を忘れるために眠る女。とても孤独そうなふたりなのに、女が「死ぬのは孤独な人間しかいない。あなたは死なない、わたしがいるから。」と軽々と言ってのけてしまうのになんだ…
>>続きを読む一度みたら忘れられない独特の色彩感覚。琥珀色/毒を含むような緑青の色/深い夜を吸いこんだ水の色/色素がとんだ森の色。その印象はどれも強烈で、色調は豊かだけれど震えるほどつめたい。カラーとモノクロの混…
>>続きを読む渋谷のシアター・イメージフォーラムにて。私はソクーロフをこの作品を観るまで何も知らなかったので、以下に、自分の勉強を兼ねて、この映画のいきさつを適当にまとめながら、感想を書いた。
ソクーロフ①
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粗削りで漠然としか内容を理解できないけど、自然主義的かつ幻想的な映像美は実に強烈で、一度見たら忘れることはできないだろう。
こういう難解だけど強烈な印象を残してくれる映画というのは愛さずにはいられ…