自分は多分静かな映画に惹かれる傾向がある、会話劇なんかも好きなんだけど、セリフよりも絵やら表情やら構図やら照明やらで言葉にできない何かを感じる瞬間が好きなんだと思う。この映画は、自分の求める全てが詰…
>>続きを読む話の内容はよく解らない(主人公の名前でさえ途中でようやく判明する)、だけれども日向や古びた建物を美しくとらえた映像などたぐいまれな映像センスが素晴らしすぎてひたすらそんな世界にただ身を浸らせたくなる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
(35mm)
主演がアダム・ドライバーに似ていて「アダム・ドライバーが出てるのか」と思ってしまった。そんなわけない。
現実と虚構の境界線がそもそも存在しない感じが良かった。主体と客体も溶け合ってい…
視聴覚室のショボいモニターではなく、いつか映画館で観たい一本。異なる感光で収められた朝と夜が一対を成し、寝室の光景などは全く別の映画のよう。青白い輪郭で浮かび上がる顔面と、網膜に近い感度で陽光の照り…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
PTSDを患っているような男と、空腹を忘れるために眠る女。とても孤独そうなふたりなのに、女が「死ぬのは孤独な人間しかいない。あなたは死なない、わたしがいるから。」と軽々と言ってのけてしまうのになんだ…
>>続きを読む