最初の行進を足のない兵士越しに撮るショットが良かった。
非常に真面目で、非の打ち所がない正論を父親が語るシーンは、戦争をやってる人や、歴史的な責任を恨んでいる人にしっかり観てもらいたい。
メッセージ…
シンプルに戦争映画としてよい。フレーム街の音、ドアベル、時計のチクタク、最後のピアノ。その距離感に意味がある。ポールを糾弾してひっくり返せば観客はカタルシスをえたかもしれないが、それよりも重い話の落…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
エルンストルビッチ監督作
ドイツとフランスの戦争で人を殺してしまった、私の殺した男の故郷へ訪れるヒューマンドラマ、77分では物足りなさが残る
戦争に対する自責の念
奏でるトロイメライ、ドイツ語で夢、…
このレビューはネタバレを含みます
物語が始まるのは第一次世界大戦後のフランス。兵士であった主人公はあるドイツ兵を殺傷し、その最期を看取った事により、戦争が終わってからも罪の意識に苛まれていた。
その罪の懺悔のためにドイツ兵の遺族…
第一次世界大戦後の映画。また歴史は繰り返すんだけど。男と男が戦争で殺した相手の家族。言ってみれば国家間の戦争という規模の話になると、小さな小さなところにはなるのだが、戦争の悲惨さとはそういう「小さな…
>>続きを読む