ベレニスの作品情報・感想・評価

ベレニス1954年製作の映画)

Bérénice

製作国:

上映時間:15分

3.4

『ベレニス』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

ロメール×エドガー・アラン・ポー。
ベレニスは主人公の従姉妹の名。

父方の屋敷で暮らすふたりと幼い子(多分この子も従姉妹?)。
陽気だったベレニスは主人公の病に影響を受け弱ってゆく。
やがて二人は…

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エリック•ロメールの初期作。

原作はエドガー•アラン•ポーのベレニス。ロメール自身が脚本・監督・主演を務めた約22分の短編映画で、撮影はジャック・リヴェットが担当、舞台はアンドレ・バザンの家で行わ…

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言葉遣いがややこしすぎて頭に入らなかった。中盤の映像がかっこいいのと、他のヌーヴェル・ヴァーグ勢の初期作品とは全然違う、原作があるからか。
S
-

初期ロメール。エドガー・アラン・ポー原作の歯フェチ狂い。ロメール、椅子に座っても背が高いのが分かる。手が血で汚れているのにケースの中の歯が真っ白だったりとツッコミどころ多数。歯好きすぎてもはや唇じゃ…

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3.5
エリック・ロメールの短編。
フェチ男の妄想と現実の不明瞭な映像。
エドガー・アラン・ポー原作らしく全編を通じて不気味さが漂う。
3.8

原作未読なのでポーの原作どこまで反映かはわからないけど独特の世界はあった
偏執狂の男がずっと暗い様子だったのに従妹がテンカンで倒れたらいきなり陽気になるのが怖かったし一番印象に残った
歯の次は誰のど…

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デビュー作ではないにせよ、ロメールの最初期の短編(10年お蔵入りしてたシャルロットとステーキ以前の短編がデビュー作らしい)。

ポー原作の短編を元にした映画で、ナレーション形式、尚且つ自身が主演で、…

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温室から出られないボクは
自由なベレニスに恋をした

彼女の笑顔や笑い声に
惹かれていると思っていたのに

彼女の白い歯だけがなぜか
夢の中に浮かび上がる

ハハハ うふふ
ははハハ あ歯歯

歯ハ…

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3.8
美しい。屋敷も庭も人物の振る舞いも趣がある。
ジャン・コクトーの作品みたい。
晩年の時代劇につながる系譜。
エドガー・アラン・ポーの作品を映画化。
モノローグで進む物語と時折り浮かび上がる闇が、作品世界を形作っている。
最後はゾクリとした快感。

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