ベルサイユのばらの作品情報・感想・評価・動画配信

「ベルサイユのばら」に投稿された感想・評価

モモ

モモの感想・評価

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みんな顔が同じに見えてしまい、誰が誰だか分からなかった...
DemiLee

DemiLeeの感想・評価

3.8
 ピンクのドレスに薔薇色の会話、青いアイシャドウ。オスカルが闇にゆっくりと消えてゆくシーン、好き。アントワネットとフェルゼン様の密会のシーンはメリーゴーランドみたい。
原作の漫画、テレビアニメ
……そして、映画館へ

細かいことは濃く覚えてない
口紅のCMが記憶にある
池田理代子先生による漫画作品の実写化。フランス革命前から革命前期を舞台に、男装の麗人オスカルを主軸にフランス王妃マリー・アントワネットのストーリーを絡めて描いたもの。オールフランスロケで外国人スタッフ・キャストにより製作され、監督にジャック・ドゥミ、脚本にパトリシア・ルイジアナ・ナップ、音楽にミシェル・ルグランと言う豪華なラインナップ。

ですが、オスカルが容姿も言動もかなり女性そのもので、男装の麗人の凛としたイメージからかけ離れて居る(メイクもバリバリで口紅もピンク)のがずっと気にかかり残念ながら低評価。コスプレ感が強い原色バリバリの衣裳もアニメ風なのでしょうか。
「ジャック・ドゥミ作品ではネタ的な駄作と呼ばれているが、嫌いになれない」


テレビアニメも全話見て原作も読んだくらい好きな作品なので、どうしてこうなったのか自分なりに考えてみた。

[製作背景と経緯の推測]

原作を元に宝塚で舞台化がされて大当たりをしたのが、70年代後半で、その後に映画化とテレビアニメ化の企画は同時期に行われていたのだろうと思う。

映画とテレビアニメにはキティフィルムの名?迷?プロデューサーの山本又一朗と日本テレビが関わっていたが、映画の方が、製作の兼ね合い面なども、含めて山本又一朗とスポンサーの資生堂の意向が強く反映されていたのだろう。

当時の日本は経済的に繁栄していたとはいえ、71年の第一次オイルショックから立ち直り始めた頃なので、当然バブルの時代ほど金が有った訳でも無いが、フランス経済の方が落ち込んでいたはずなので、フランス映画界が割と喰いつき易かったと推測される。

個人的な事ですが、ジャック・ドゥミ作品の多くは、近年の再上映やソフト化で、拝見していて、中でも『ロシュフォールの恋人たち』が図抜けてお気に入りで、マイベストな一本です。
アメリカのミュージカル黄金期を再現する題材をフランスでフランス人が制作するなどの、若干歪みがありキッチュなテイストもある作品ですが、そのスレスレなバランスが60年代の雰囲気と融合して奇跡的な傑作となったと思ってます。
その後の『ロバと王女』や『ハーメンの笛吹き』は、どちらかとゆうと、あまり乗れない作品でしたが。

73年の「モン・バリ」以来5年近く映画を撮れずにいたドゥミ監督は、パートナーのアニエス・ヴァルダと共に、焦りもありこの企画を承諾したのだが、ドゥミ監督の構想したミュージカル案を却下さられたり、キャスティングなどで色々と忸怩たる思いがあったはず。

[推測]

ドゥミ監督は、バイセクシャルだったと最近知ったので、主人公オスカルが女性でありながら男装して男として生きようとする想いや行動などに、セクシャリティの面からも感情移入出来ず、ミュージカルとして制作する構想も日本側の反対もあり挫折。
しかも映画はフランス映画では無く日本映画として製作され言語も英語ベースで、本国での公開も怪しい事態なり、作品への興味を急速に失ったと考えるに及ぶ。

[完成と疑問]

実際に恐る恐る本編を観た印象は、冒頭から20分ぐらいはそんなに悪く無いのでは?感じたが、やはり演出や撮影に覇気がなく音楽を担当した盟友ミシェル・ルグランのスコアもそれまでの作品と比較すると耳に残らない。

脚本もオスカルの生い立ちからアントワネットとの関係や王政問題とフランス革命までと、首飾り事件に関わるロザリーとジャンヌの話まで網羅しているが、散漫でダイジェスト感も強い。
脚本担当のパトリシア・ルイジアナ・ノップは、アメリカ人でこの数年後にアメリカ映画の『ナインハーフ』や『蘭の女』などの官能恋愛物で頭角を表す人だが何故アメリカ人?な疑問も。
原作の漫画も当時は翻訳されていないはずで、どの様なカタチで脚本を書く段階で読んだのか?など色々と不明なところが有ります。
まあ冷静に考えると原作と資本が日本で、アメリカ人とイギリス人が主軸でフランス革命の映画フランス人が作る自体こと自体が色々が問題があったと想像できる。
西洋人が真面目に時代劇を作っても、日本人から見ればどうしても奇異に見えるのだから。

撮影についても思うのだか、フランス政府の許可を得て実際のベルサイユ宮殿で撮影した場面も本物のはずだが、豪華な感じもなくて、衣装も人物も画面に馴染んでおらず安っぽく見える。

それ以外にロケ地の選択に問題があったのか、同じ場所を、カメラの位置などの切り返しで別の場所の様に設定して撮影している場面もあり正直、仰け反る。

特にクライマックスのバスディーユ牢獄襲撃などは、暴徒役のエキストラ統制の演出も駄目で、肝心の牢獄も画面の隅に簡単な石垣と塔が半分ぐらい見えるビジュアルと美術セットでスケール感(ショボい)がなく脱力する。
ちなみ牢獄側からの切り返しショットにある街並みの家にテレビアンテナらしき物が写っているの興醒め。

ネットの情報だとロケ地は、パリから近郊のサンリス。
第一次世界大戦が舞台の名作『まぼろしの市街地』もここで撮影された様子。
そういえばあの映画もアラン・ベイツの背後の家にテレビアンテナ有ったと記憶している。設定は、1910年代なのに

それ以外にも引っかかるのは、男装の麗人オスカルの裸体描写とかも必要と思えず納得がいかないし、分かりやすくオスカルの女性を強調したのかもしれないが、胸を晒せば女ですよとは、品も芸が無い。
女優の名誉の為に付け加えるなら裸体自体は綺麗ではありますが。

割と良かったところは、オスカル達の生い立ちを描く前半と、オスカルと公爵が決闘する場面は、アニメでは劇的に描かれているが、あっさりと勝負が着くが、その地味さがリアルで当時の決闘はこんな感じでシンプルなのかとイメージした。

オスカルとアンドレの俳優は、思いのほかイメージに合っていて、終盤撃たれて生死不明のアンドレを探しながら群衆の中を彷徨うオスカルの姿が心に残る。

[その後]

結局、「ベルサイユのばら」はフランスでは、公開されずに、イギリスでひっそりと公開されたとのことだか・・
この作品の後に、ジャック・ドゥミ監督は、1955年の港町ナントが舞台で労働闘争を背景にした悲恋を描くミュージカル『都会のひと部屋』1982年フランスで製作するが、こちらは日本未公開。
2019年11月の池袋 新文芸坐シネマテークでの限定上映を鑑賞したのだか、かなりの良作でした。

この作品を見ると「ベルサイユのばら」の時に、駄目だった群衆や暴動シーンなども、上手く演出しており、なんだかんだと、失敗に学んでいるのは流石だと思うのと、「ベルサイユのばら」が最初の構想どうりミュージカルで製作されていたら、この作品の様なテイストで割と良い出来になったのでは?と想像すると、ジャック・ドゥミ作品では駄作と呼ばれているが、嫌いになれない所以です。
レナ

レナの感想・評価

2.0
なぜ英語にした… キャスト全員もっと若くていい人いただろ…ただのコスプレ劇じゃん辛い…
ドゥミのファンといえど辛かった、原作をまたじっくり読みたくなった
池田理代子の漫画『ベルサイユのばら』を映画化した作品。

学生時代に漫画本を読んだことがあります。キラキラの目をしたアニメの絵のイメージが強すぎて、映画は少し物足りない感じがしました。

『ベルサイユのばら』の舞台とロケ地がフランスで、実際にベルサイユ宮殿で撮影されたので、映像は豪華で美しく良かったのに、セリフが英語になっていたのは残念でした。セリフもフランス語にして欲しかった。
日本語字幕翻訳をしたのが、原作者の池田理代子だったのには驚きました。

オスカル役を演じたカトリオーナ・マッコールが、とても美しい。兵隊の男装衣装も似合っています。
あと、ミシェル・ルグランの音楽は映像と合っていて良かった。
これ日本以外で配給したんですかね?
ダメですけど、今のキラキラ映画より全然マシ。
magoーtk

magoーtkの感想・評価

3.4
監督:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
翻訳:池田理代子
ロケ地:本物のベルサイユ宮殿(映画史上ほとんど初)
資生堂が全面的にタイアップ。製作費10億円の日本映画史に残る大作(になるって作品見る前なら誰もが思っただろう)。

というか一人の日本人がフランスに行って、巨匠二人を(札束パワーを使ったとしても)口説き落とし、資生堂から資金調達して、フランス政府にベルサイユ宮殿での撮影許可をもらい、これだけの大規模な企画を立てて実現させるってのは単純に凄いことだと思う。

いかに企画が立ち上がり進み実現に至ったのかそのあたりの話がすごく知りたい。むしろそこが一番面白そう。一人のミュージカル映画好きとして、ミシェル・ルグラン×ジャック・ドゥミで映画を一本作れるなんて夢みたいじゃないですか。それも日本映画としてですよ。その辺の話小説化かなんかしてほしいな。そしたら読むのに。結果はどうであれ嫉妬。羨ましい。1979年の日本スケールすごい。

んでなんで英語なん?なんで英語で映画を作る必要があったん?そこだけ意味不明なんだけど。フランス人によるフランスが舞台の映画で英語しゃべってるのはチグハグすぎるでしょ。いくらなんでも。

金出す側の日本人がジャック・ドゥミに英語で作れって要求したんだろうけど、意図が知りたいよなぁ。アメリカ市場に売ろうとでもしてたのか。誰か知らないですか?

なんにせよ。企画が豪華で羨ましいとしか。

ストーリー
男として育てられた貴族の女性オスカル。幼馴染みでありながら身分の異なる男性アンドレ。アンドレはオスカルを愛してたが、オスカルは貴族のある男性に女性として惹かれていっていることを自覚する。しかし、彼はアントワネットという王妃の男でもあった。

民衆の怒りは着々と蓄積され革命のときは刻々と近づいていた。


原作とはまったく違う展開らしいけど、そもそも予備知識が無さすぎるのか、ストーリーをうまく飲み込むことができなかった。

衣装メイク、ロケ地のベルサイユ宮殿は見事も見事素晴らしい。
でも、なんだろう。ルグランの音楽もドゥミの演出もなんでかかつての魔法のような煌めき?トキメキ?を感じることができなかった。どうもハマらなかったなぁ。
ベルばらにハマってた時にマンガを記憶するほど読んで、宝塚をTVで何度も観て、映画化と言うことですっごく期待したけどこれはイマイチでした。
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