私自身がつい最近まで長期入院していたので恐る恐る見ました。
大病人=三國連太郎、映画監督兼俳優で胃癌になって入院します。
病院の裏側を見せる映画かと思ったら、三國連太郎の死に様を、最後の行き方を…
死をテーマにしたところは「お葬式」と似ているが、本作はかなりフィクション多めの映画的ストーリーになっていた。
死ぬまでの時間をどう生きるのか。管だらけで延命されるのが果たして幸せなのか。病院の型式を…
【伊丹十三 全映画上映企画 ⑦】
「~の女」シリーズとはちょっとテイストが異なる作品。
三國連太郎と津川雅彦の二人の名優のからみ。
本作では宮本信子は脇役。
意外と、死生観についてのメッセージ性…
魂があの世へ行く時の、キッチュなコラージュ的な映像が見れただけでも嬉しい。前に見た「お葬式」では喪主のリアルな大変さが描かれていて好きだったが、今回は共感的に見れるような話ではない。妻と愛人と仕事仲…
>>続きを読む伊丹十三監督といえば、「お葬式」「脱税」「暴力団」「食品偽装」など、一見扱いにくいテーマをコメディという形式を通して描き、日本社会の矛盾や人間の欲望を鋭くあぶり出してきたことで知られています。
そ…
伊丹十三監督の『大病人』は、病院という場所を鋭く風刺したブラックコメディだ。主人公の向井潤三(森繁久彌)が次々と検査や処置に翻弄される姿は、患者よりもシステムを優先する医療の現実を突きつけてくる。森…
>>続きを読む不思議と生きていることの美しさを感じる映画。
主人公は、わがままでどうしようもない患者だけど、急に死と向き合わされるっていうのは、誰にとっても予想していないことなので、戸惑うのも仕方ないよなという気…