特集上映「伊丹十三4K映画祭10作品」の7本目。本作も初見。
これまでずっと必要悪を描き続けてきた伊丹映画が、本作で扱うのは「死」。キューブラー・ロスの「死の受容5段階」に則って、大物映画監督の最後…
記録。
前半のコメディ調から一気に転調する後半。その落差に少しついていけなかった。どちらかに振り切ってほしかったかな
とはいえ、役者は怪優・三國連太郎はじめ芸達者ばかり、音楽もよし(少ししつこいけ…
伊丹ファンの間では失敗作とされがちな本作。
確かに、中盤の特撮シーンあたりでアチャーと思ってしまったが、終盤の三國連太郎と津川雅彦との会話など結構味わい深く、最後まで見るとそれなりに良かった。
「愛…
才人伊丹十三監督の失敗作。自分が癌だと知った老人のブラックコメディで、映画人であるところがミソ。でも日本的な湿っぽいドタバタに終始してしまい、笑えません。観る気にもなれなかった『静かな生活』がこれに…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
映画監督兼俳優が末期のガンと判明。
医者や離婚間際の妻はガンで有ることを本人に隠すが、同じ入イン患者からガンのカンンジャには紫いろの点滴が打たれると聞き、治部が癌であることを悟る。
はじめは落ち込む…
癌で余命1年となった男が、葛藤しながらも残りの人生と向き合う姿を描いた物語。
はっきりと告知されない中で何となく自身の置かれた状況を理解し、右往左往しながらも死を受け入れていく主人公の姿が妙に沁み…