転校生の作品情報・感想・評価

「転校生」に投稿された感想・評価

unO

unOの感想・評価

3.5
広島の尾道に育った中学三年生の少年・斉藤一夫が、転校生で幼馴染の斉藤一美と再会。それを喜ぶ一美とうとましく思う一夫、対照的な二人が下校中に弾みから神社の石段を転げ落ちたことをきっかけに心身が入れ替わり、混乱とともに入れ替わり後の生活を始め、秘密の共有から徐々に心を通わしていく様を描いた大林宣彦監督作品です。

山中恒の『おれがあいつであいつがおれで』を原作にした、大林監督の代表作である『尾道三部作』の第一弾で、今も昔も多くある「男女の入れ替わり」を描いたコメディ物語のクラシックです。多感な中学三年生という時期に入れ替わった二人を小林聡美と尾美としのりが好演します。

大林監督は自身の戦争体験からキャリアを通じて「人は誰しもが渇きを癒しきれなかった青春時代への追憶の奴隷である」というテーマを、映画世界だからこそ実現できる奇抜な設定と映像表現と共に描き続けていますが、本作はそんな彼の作品の中で最もクセが少ない多くの人が楽しめる瑞々しいラブコメで、年齢の割に行動が幼すぎるきらいはありますが、小林聡美の見事な演技に惹かれる一作です。
chi09

chi09の感想・評価

5.0
1982年 大林宣彦監督
尾道三部作品 一作品目
原作 おれがあいつで あいつがおれで

原作が好きで何度も読んだ作品。もちろん映画も大好き!
初めて観たのはいつだったかな…
ドキドキしながら鑑賞したものだ。

中学生の男女が階段から転げ落ちお互いの体と心が入れ替わってしまう。
あの階段有名に。
階段見るたびに、ここから誰かと一緒に落ちたら入れ替わったりするのかな。
あり得ない妄想をよくしたものだ。

尾美としのりさん 小林さとみさん
演技がとても良かった。
その後、色んなリメイク作品誕生。
故大林宣彦監督の名作映画。入れ替わり物の原点であり頂点。「尾道三部作」の一作目と数々の伝説を作り上げた映画。

尾道を舞台に神社の階段から転げ落ち、心と体が入れ替わった一夫と転校生の一実。戸惑う二人に危機が起き一夫が横浜に引っ越すことに。

男の苦しみと女の苦しみを知る二人。そして少しずつ大人になっていく。

この映画のヒロイン役の小林聡美がとんでもない演技を見せます。入れ替わっても違和感がなくしゃべり方も男勝りで凄いです。尾美としのりが負けていました。

ラストシーンでの
「さよなら…わたし」
「さよなら…おれ」
といいながら8ミリカメラから映るヒロイン。振り切ってスキップする姿に感動と勇気をもらいました。

「時をかける少女」より好きです。大人になる二人の物語をみて青春の辛さや男女の違いを見せてくれました。
ST

STの感想・評価

-
元祖入れ替わり!階段落ちて男女入れ替わるやつってコレか。
入れ替わり時と通常時の白黒カラーの使い分けが、先日観た悲しみよこんにちはを彷彿とさせる。そして、主演の演技うますぎる。ちょいちょい声出して笑ってしまった。
尾道また行きたいな〜。
yomyom

yomyomの感想・評価

5.0
大好きな映画の一つ。
尾道の風景も素晴らしいし、入れ替わった二人の演技がとにかく素晴らしいんだよね。
こどもに見せたいけど、親と一緒には見たくないだろうなあ。
記録

1982年の大林宣彦監督作品。中学生の男女の心と体が入れ替わってしまう話。当時16歳の小林聡美が惜しげもなく何度も上半身を露わにする体当たり演技に圧倒される。
nana

nanaの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

公開当時のフィルムをそのまま使った上映でした。
初めて観るのに、どこか懐かしい気持ちになります。

とあるアクシデントからふたり、とりわけ男女の中身が入れ替わってしまう作品のことを最近はおそらく「君の名は。」で例えますが、元を辿るとやはり今作の原作小説「おれがあいつであいつがおれで」です。更なる元ネタもあると思いますが。

本当に入れ替わってしまったかのように見える小林聡美さんと尾美としのりさん。
2人の掛け合いが最高でした。
佐藤允さんと樹木希林さんの夫婦、なんか画が強くて笑えました。
ふんどしを付けることにならなくてよかったよ…

そういう時代だったのか、思春期の少年ならではの他者への性的な「いじり」、スカートめくりなど、今観ると結構居心地の悪くなる描写も多々あります。
男女が入れ替わるという物語を描く以上、性差について触れる訳にはいかないのですが、少なくともこの主人公2人は入れ替わったことにより互いの性差を理解し、尊重し、男女という性別の垣根を越えて人間として成長していく物語になっているので、救いがあります。

最後、「さよなら私」と手を振りながら走る一美と、「さよなら俺」とトラックの窓から8ミリを構える一夫。
彼が最後に撮ったのは、これ以上追えないところまできて立ち止まり、そして振り返り軽やかな足取りで反対方向へと歩きだす一美の姿。
若い彼等に、過去や感傷に浸っている暇などありません。
また新たな未来が、すぐそこに待っています。

今作は現在入手困難な状況なので、次にいつ観ることができるかは分かりませんが、きっとまたこのラストを観る度に泣いてしまうんだろうな。
panda

pandaの感想・評価

4.7

このレビューはネタバレを含みます

過去鑑賞
大好きな映画。

思春期の男女の体が入れ替わるお話。
コメディなんでしょうが、それだけではないあの頃の懐かしさ、自分自身の学生の頃をまで思い出したくなるようなとてもいい映画です。尾道の風景、風情があります。
尾道を訪ねたくなります。実際何度か訪ねました。

若い尾美としのりさんと、小林聡美さんが演じてます。とっても自然体でその年頃の男女を表現しています。

映画の始めと終わりの部分は、主人公一夫が趣味でビデオ撮影してる確か8ミリビデオだったかな、それが流れるんですがそれがとてもいい!その時流れる音楽とよく合っています。

初めて見たのは確か私が高校生の頃テレビで放映されていた時、その後娘と一緒にレンタルして観たり一緒に原作「おれがあいつであいつがおれで」を読んだりしたものです。また観たいと思う映画です。
猫

猫の感想・評価

3.8
フィルム上映 

赤やけの映像。
私の子ども時代のカラー写真も同じように赤やけしてるな…と思いながら観てた。
実は尾道三部作の鑑賞は初めて。
25年ほど前に尾道で、観てもいない映画のロケ地巡りをした私は
映画の中で、その景色を見つけ懐かしさでいっぱいだった。

主役二人の演技が凄い!
小林聡美さんは当時中学生?おっぱいポロリもあったのに、役者魂に感服。
楽しんで演じてただろうな、と思えるほどの名演技でした。
で、『君の名は。』が頭に浮かんだんだよね。
あー、これの焼き直しかぁー、なんて思っちゃいました(笑)

本当に坂の多い尾道を上手く使った撮影でした。観られて感謝!

昭和の時代だからこそ
創れた作品だよね、って思った。
だって
男は~
女は~
が、はっきり区別されてるでしょ?
今なら差別用語だよー😅と思う台詞も。
だからと言って、これがこの時代のありのままなのだから
仕方ない。
そういう気持ちで鑑賞した。スカートめくりも含めて(笑)
klein2

klein2の感想・評価

5.0
この映画は私のオールタイムベスト。
フィルムの傷や色あせも味となる。
焼きおむすびを持っていくシーンから涙腺が緩みっぱなし。
シネマスコーレ さん、上映してくれてありがとうございます❤
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