翔んだカップルの作品情報・感想・評価

『翔んだカップル』に投稿された感想・評価

na坊

na坊の感想・評価

2.4
ストーリーや説明、繋ぎなんかには目もくれず、とりあえず屋外の『動』を捉えるショット命。特に自転車と坂道のシーンが冴える。

当時の流行語や音楽、風俗がたくさん取り入れられているのも楽しい。

鶴見辰吾の不安定な演技も青春らしくていいが、薬師丸ひろ子のフレッシュさは特別。
odyss

odyssの感想・評価

3.0
【アイドル映画を超えて】

むかし映画館で見て、40年ぶりにBS録画にて鑑賞。

内容は完全に忘れていました。
40年たてば、まあ、仕方がないかな。

で、これ、薬師丸ひろ子をメインとして、鶴見辰吾や石原真理子や尾美としのりを配した青春映画・アイドル映画には違いないんだけど、どこかそれをはみ出す部分があるなと思いました。

単なるアイドル映画なら不必要な映像が多すぎる。
また、相米慎二監督ならではと言うべきか、長回しがところどころに入っているし、アップが極端に少なくてロングショットが多い。これ、アイドル映画の基本を無視しているんですよね。

まあ、だから芸術なのかというと疑問ですけど、青春には、型どおりのアイドル映画には収まり切れない矛盾だとか過剰な部分があるから、そこまで含めて表現したのかな、という気もします。特に尾美としのりがそういう役割を担っているよう。

でもまあ、杉村さん(石原真理子)の設定だとか、そもそも高校生の男女が兄妹でもないのに同じ屋根の下で暮らすようになるとか、いかにもアイドル映画的な作りではある。鶴見辰吾は薬師丸ひろ子と石原真理子に挟まれて、うらやましい(笑)。

薬師丸ひろ子は、やっぱり魅力的ですよね。このとき15~16歳。少女性に女としての魅力も加わって、やはり男と一緒だと「危ないよ」と言ってあげたくなる。でも危ないからこそ、いいんですけどね(笑)。
takuzou

takuzouの感想・評価

4.0
不器用で上手く愛情表現できない高校生の未熟な青春群像。
時が経っても成長していかない、報われない哀しさは
人間もぐら叩きに集約され、堪らなく切ない。
相米監督はもぐら叩きシーンを一番撮りたかったに違いない。
◉暗い青春映画だったが出演者たちが魅力的



「少年マガジン」に連載されていた原作はリアルタイムで読んでいた。連載当初はひょんな事から一つ屋根の下に住むことになった高校生の男女のコメディだったのが、途中から、どんどんシリアスな恋愛劇になっていき、後半は絵のタッチも変わっていった。

「野生の証明」でデビューした薬師丸ひろ子は、容姿の可愛らしさもさることながら、通常のアイドルとは異なり、あくまで学業優先のスタンスで仕事をしており、14~15歳とは思えないしっかりとした考え方と発言でも人気があった。


若者に人気があった漫画を薬師丸ひろ子の主演で映画化するというニュースは話題になっていたし、映画のロケが当時住んでいた場所のすぐ近くで行われていたこともあって、高校生だった自分は過剰な期待をして友人たちと封切りで見に行った。


しかし、当時の初見の印象は正直“微妙”だった。


もっと明るいタッチの青春映画を期待していたのに、全体に画面が暗い印象で、この作品が監督デビューの相米慎二の突き放したような引きの画面が多く、やたらと長回しの演出を使用するのも違和感があった。
薬師丸ひろ子が自転車でごみ置き場みたいな所に突っ込むシーンや、終盤の風の吹きさらしの中の寒々としたモグラたたきのシーンなど印象に残る場面もあったが、いろいろフラストレーションがたまる展開で最後の終わり方も爽快感がなかった。


極端な長回しの多用は好まないので、基本的に相米慎二作品は好みではない。後日、相米慎二が一流監督になってからも数回鑑賞しているが、時々、入る実験的なショットも不要に感じてしまい、この作品は佳作程度の出来だと思う。

しかし、よく考えるとデビュー作でこのレベルだからやはり只者ではない。 

相米慎二は53歳までの短い生涯で13本しか監督作品を残していないが、この翌年、再び薬師丸ひろ子を主演に「セーラー服と機関銃」を撮り、以後「ションベン・ライダー」で河合美智子、「魚影の群れ」で夏目雅子、「台風クラブ」で工藤夕貴、「雪の断章」で斉藤由貴、「東京上空いらっしゃいませ」で牧瀬里穂、「お引越し」で桜田淳子、「風花」小泉今日子、と若手女優に代表作を提供し続けた。

ほぼすべての作品が標準以上のレベルの作品というのが凄い。


それでも薬師丸ひろ子は元気で可愛らしく後半には大人びた表情を見せ魅力全開だったし、共演者も「3年B組金八先生」で注目された鶴見辰吾、おかしくなる前の綺麗だった石原真理子、「転校生」でブレイク前の尾美としのりと若手の実力派がそろっていた。


脚本が当時「処刑遊戯」「野獣死すべし」「ヨコハマBJブルース」など松田優作のハードボイルド映画ばかり書いていた丸山昇一というのも意外だった。



劇場とDVDレンタルで鑑賞。
ppp

pppの感想・評価

-
はぁ やっと観た。 中盤まで面白く観れたが
だんだん苦痛になって ちょっと長く感じてしまった。。それにしても若い二人がもうしっかりと大人の様にでも子供のように伸び伸びして 強さを持って やりきってるのは
素晴らしいなぁと。
今の大人にもないような 熱量、、こりゃ負けてしまうよな。時代に。

色々なドラマがこの後生まれたが
この作品が資料となって生まれたシーンや設定が沢山あるんだと分かった。
JG

JGの感想・評価

4.5
薬師丸ひろ子にココロを奪われてしまった個人的なメモリアル作品。2回目はコッソリ一人で映画館に足を運んだなぁ…
漫画原作の本作。「翔んでる女」なんて言葉が流行った時代。当時の男子が憧れそうな物が詰まった映画だなぁと思う。可愛い同級生との同棲(しかもなかなかのお屋敷)、清楚な美人の同級生、原宿でのダブルデート。まるで大学みたいなハイスクールライフ。
薬師丸ひろ子は本当に可愛い。それにしても、男性の作家による作品でのヒロインて、「ひたすら明るくて可愛くて、不意に色気づく」。それに、とても優しい。当然のように、食べもしない相手のために食事を作ったり(1ヶ月間も!)。
途中、全く意味のわからないアングルとかがいくつか登場するが、どうもついていけなかった。当時は新しかったのかなー。
Shizka

Shizkaの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

わかいのう、われw

ふたりしてシモの毛も生えてないようなガキが同居して、好きなのに〜 キスもできない〜 二人はうーぶー

やってしまえばいいじゃない、高校3年間ザーメンにまみれた生活すればいいじゃない。チンをマンに突っ込んでしまえばいいじゃない! と思いながらもそれがないからこそ面白い。初々しくてニヤけてしまう。

この映画の重要なところはヤるかヤらないかが中心にあるのに二人には性的な魅力が全くないところ。

まるで中学生か、あるいは小学生?みたいな顔体つきでおぼこいしさあ、絶対これ砂浜でキスして終わるやつだわ、と思ったらヤるのか! しかも2発! ウオォ、ヤるんかわれ!

たぶん漫画の原作があるんだよね? 所々説明不充分に展開していき、いろいろなとこを飛ばして帰結している感がすごかった。最後のボクシングの〆方がまさにテキトー。

映画としてそれはどうなのかと思うが、2人の初々しさはとてもこのストーリーにあってたねー 真剣には見れないけど、ヤジ飛ばしながらウヒヒといやらしく見るにはとても良い。
井口昇オススメの青春映画。
消えた薬師丸ひろ子を探す主人公の主観ショットがハロウィンの冒頭みたいな恐怖演出で謎に怖かった。
かつて、とある大学の映画研究会出身の知人から猛烈にこの映画を薦められていた事もあり、WOWOWの相米慎二監督没後20周年追悼特集の一環で、「ディレクターズカット版」が放送されていたため視聴。

相米慎二の監督デビュー作にして、鶴見辰吾、薬師丸ひろ子の映画初主演作品。

漫画原作であること、タイトルのイメージからもっとコメディ路線に振った作品かと勝手に思い込んでいたが、結構、真面目に高校1年生で同居することとなった男女の恋心を丁寧に描こうとしている姿勢に驚いた。

薬師丸ひろ子ももちろんそうだが、鶴見辰吾、尾美としのりが若くて初々しい。石原真理の映画初出演作品でもあるが、抜けるように白い肌で本当に可愛らしい。1シーンだけ真田広之と共に登場する原田美枝子がタバコをスッと吸うシーンの美しさよ。

薬師丸ひろ子のアイドル演技はそこまで気にはならなかったし、鶴見辰吾が様々な経験を重ねる中で顔つきがどんどん凜々しく大人っぽくなっていくという演技力の高さには感心させられた。

何が驚いたかって、てっきりアイドル映画だと舐めてかかっていたので、この二人が最後にああいう展開になること・・。よく薬師丸ひろ子サイドはOK出したなあ。

相米監督は若干力み過ぎている感があり、川岸での立ちションシーンの天地逆転の撮影や、POV手法をこの時代から頑張って取り入れているが短いシーンでさえもブレッブレで酔いそうな勢いで、違和感有り。

何故か、ずっと引いた画が多く、石原真理の美しい顔立ちとかをハッキリ映さないのが勿体ないなあと思っていたが、終盤の薬師丸ひろ子が大胆に変身した際の顔のアップが、そのせいかとても引き立ち印象に強く残った。

ただ、全体としては、15歳の男女の恋愛模様にそこまで自分は感情移入できず、何となく流し見してしまった感・・。

この映画を強烈に薦めてきた知人とは、元々、好みの映画の相性がとことん悪い。
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