砂の器に投稿された感想・評価 - 279ページ目

邦画の名作中の名作。

全体的なストーリーとしては殺人事件モノではありますが、見所はそこにはあらず。

犯人の過去の生い立ちにあわせ、宿命という主題曲が流れます。

この映画はこの数分間のための映…

松本清張の名作の実写版。午前十時の映画祭にて。
中盤までは丹波哲郎が日本各地を動き回るそれなりに面白いサスペンスものといった印象だったが終盤の回想シーンは感動ものでこの作品が歴史に残っている理由が分…

再レビュー。行って来ました、午前十時の映画祭。ピアノ協奏曲“宿命”を聞く為に。

私この映画、大好きなんです。

迷宮入りになりそうな殺人事件を追う刑事と、捜査線上に浮かんだ新鋭作曲家。犯行の動機……

松本清張は犯罪の動機の描写を非常に重んじたそうだ。現代では本作の動機はもはやわかりにくい。そして、それは一応いいことではある（今は小説をそのまま映像化するのは不可能）。この映画は原作の動機部分の描写…