しみじみとしてよかった。最初、「東京物語」のような年老いた親を邪険に扱う話しかと思ったが違った(このテーマの違いが戦前と戦後を分けるのかも)。田舎から出てきたお母さんが唯一気丈だったのが救いだ。さす…
>>続きを読む世間的なイメージと違い、円満な家庭なんてほぼ出てこないのが小津映画。
母と子、もっともミニマムな家族ですらこの有様。
息子がドロップアウトしたときの凹み方が伝わってきて、こっちまで親不孝してる気分に…
「人生の悲劇の第一幕は親子となったことにはじまっている」
なんともニヒリスティックな前置き(芥川龍之介「侏儒の言葉」の引用)から始まる小津安二郎 初のトーキーによる劇映画。
信州で東京に行った息…
『東京物語』の原型となった作品ともいえる。お話は、『東京物語』と『父ありき』を合体したような感じだが、『父ありき』に比べ、この親子はしっかり自分の気持ちをぶつけていて、あの父子より健全な気もする。
…
はじめのうちは親は期待しすぎだし息子はしょうがねえ男だなあと思いながらも、見ていくうちに誰も悪くないしそれぞれの気持ちに同情してしまう 残念な気持ちを抱えつつも本音は吐かない美徳のようなものが切ない…
>>続きを読む東京物語の原型とも言える作品。
後の、シチュエーションを物や風景にあてて示唆するようなシーンの連続や、恩師のその後などのエピソードが、ここで既に見られる。
笠智衆のセリフの言い方がその後とほとんど同…
松竹株式会社