このレビューはネタバレを含みます
「愛ゆえに堕ちた武士の運命――美しき女房への狂おしい執着が導く、悲劇の結末。」
平安時代末期、都は源氏と平家の抗争に揺れていた。ある夜、源氏の軍勢が上皇の御所を襲撃する。混乱の中、上皇の身代わりと…
18歳の血気盛んな若武者・遠藤盛遠、袈裟御前に横恋慕、その夫を斬らんとするも、彼女が犠牲に。彼はこれを悔いて出家、流刑地の伊豆で源頼朝と邂逅……というのが「平家物語」等で登場する文覚上人の前日譚で、…
>>続きを読む平安時代の乱暴者なストーカーにつきまとわれる妻とその夫に起こる悲劇。
ストーカーは平家の武士で、時の権力者・平清盛に片想いの女を褒美として所望し、人妻だからやめろと叱責されても不服そうに睨み返すよう…
アカデミー国際長編映画賞とカンヌ・パルム・ドールを受賞した、菊池寛の戯曲『袈裟の良人』を原作とする時代劇。
平安時代末期。平家の武者・遠藤盛遠が、平治の乱の最中に出会った人妻・袈裟御前に惚れ込む。…
平家物語で有名な盛遠と袈裟のお話。きちんと映画で見ると、「あ~バカバカ」という盛遠の片思いストーカーぶりが哀れ。現代だったらとっくに警察案件すぎるし、袈裟がひたすらに可愛そう。坊さんになったところで…
>>続きを読む©KADOKAWA1953