「色彩の使い方と光の濃淡」
淡々としたテンポで展開するストーリー。画・音・言葉がどれも美しく、とにかく観ていて心地よい映画でした。
確かに「80分」という設定にこだわって見ると「つじつまが合わな…
昔、本も読んでいて、確か映画も見たはずだが、久しぶりに見てみる。
全変通して優しい空気感がただよう。
学生だった頃以来、数学には触れていなかったけど、博士のような人に数字の美しさや面白さを教えて…
このレビューはネタバレを含みます
記憶が僅かな間しか持たない数学者の人と、そこに働きにきた家政婦とその息子の話。
記憶80分しか持たないのに、そんな悠長に散歩したり能見たり野球手伝ったり、ちょこちょこ設定破綻してそうなとこが気になっ…
原作を読んでいるので、映画の冒頭「なぜ僕が√と呼ばれるようになったか説明しよう」という出だしが良かった。子供の頃の回顧録的表現がすごく分かりやすくて、原作より映画の方が良かったと思える作品はこれが初…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
前半部(7:54付近)、先生(19年後のルート)が語りの中で「博士号」を「ハクシゴウ」ではなく、敢えて「ハカセゴウ」と読むのはどんな意図があるのだろう。
シジュウカラの鳴き声が目立つのは、本当にそ…
以前何度も見たことがありますが、そのときは特に何にも感じませんでした。
やっぱり歳を重ねて分かることって多分にあるね。
普段は飄々として見える博士がふと我にかえって、「わたしは…何の役にも…(立た…
事故によって80分しか記憶が持たない数学者と、そこに身の回りを世話する家政婦との交流を描いていく。
何事も数に当て込んでそこから驚きを生み出していく教授。
それに関心しつつも、どこか踏み込めない関…
(C)「博士の愛した数式」製作委員会