西鶴一代女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『西鶴一代女』に投稿された感想・評価

th1982
3.5

お春さんのとんでもなく不幸な物語
不幸すぎてありえなさすぎる展開ではあるけど古典劇ということでさほど違和感なく受容
映像がちょっと乱れてたり常にノイズがあったりしたのでデジタルリマスターしていただき…

>>続きを読む
aco
4.5

封建制度下の江戸時代を舞台に、運命に翻弄され悲劇的流転の人生を歩んだ女性の一生を描く。

宮仕えからの洛外追放に始まり、松平家への嫁入りと放逐、遊郭の太夫、呉服屋の女中、扇屋への嫁入り、寺の尼、物乞…

>>続きを読む

街娼となった女が過去に想いを馳せるという構成から、少なくとも死ぬようなことがないことは保障されているけれども、それにしても凄惨に過ぎる。自らの本意を果たすためならまだしも、ただ流され、嬲られていく女…

>>続きを読む
JB
4.3

江戸時代の封健社会に生きる街娼のお春の半生を描いた溝口健二監督の名作。老いたお春がふらふらと寺に入り込んで自分のこれまでの人生を振り返る時に流れる雅楽っぽい音楽とカメラワーク、そこから作品の本筋に突…

>>続きを読む
4.2
すごく絶望的な気持ちになった
背景が眼福だった障子に映った影とか屏風絵とかでかい人形とかでかい樽

溝口を見たのは10年以上ぶりかもわからん。本作は初見。
田中絹代が人目をしのぎながら道を歩く冒頭のショットにはぎょっとしたものの、溝口ってこんなもんだったっけ?という肩透かし感もありつつもさすがにち…

>>続きを読む
4.4

畳み掛けるしんどさが雨のようだった。
でもそんな畳み掛けるしんどさの中でも、お春は生きている。

このしんどさの中でお春が生きていることが、何より重要なのではないだろうかと思った。

しんどい中でも…

>>続きを読む

サークル鑑賞。昔の映画は短い印象も、本作は2時間越えと見応えたっぷりで、お春(田中絹代)の転がり落ちる半生をこれでもかと見せている。





以下ネタバレ感想





若き恋心の代償は大きく、身…

>>続きを読む
蕗
3.0

は?なんなん?と言いながら見た
映画としての完成度はめちゃすげえということは前提として、不幸続きすぎて一体何を描きたいんだ…?と困惑した
今も全然男性が下駄履いてる社会だけど、この時代に産まれなくて…

>>続きを読む
Juzo
4.9
物語は単なる個人の愛憎劇ではなく、
当時の社会構造や女性の置かれた厳しい現実を反映している。
お春の人生は、運命や社会の力に翻弄されながらも、自らの存在意義を問い続ける普遍的なテーマを内包している。

あなたにおすすめの記事