とは言え、西鶴の小説を読んでいないので細かいことは分からない。場所を江戸に移し、封建社会、男社会に翻弄され、大名の寵愛を受ける身から、女郎まで成り下がる女の一生を描く。
ワンシーンワンカットで有名な…
溝口を見たのは10年以上ぶりかもわからん。本作は初見。
田中絹代が人目をしのぎながら道を歩く冒頭のショットにはぎょっとしたものの、溝口ってこんなもんだったっけ?という肩透かし感もありつつもさすがにち…
女という存在を、1人の男がどこまで造形し得るか。
それは情熱というよりも、映画監督としての溝口健二にとって、1つの宿命だったのだろうと思う。たとえば、ジャン=リュック・ゴダール (1930 - 2…
畳み掛けるしんどさが雨のようだった。
でもそんな畳み掛けるしんどさの中でも、お春は生きている。
このしんどさの中でお春が生きていることが、何より重要なのではないだろうかと思った。
しんどい中でも…
サークル鑑賞。昔の映画は短い印象も、本作は2時間越えと見応えたっぷりで、お春(田中絹代)の転がり落ちる半生をこれでもかと見せている。
以下ネタバレ感想
若き恋心の代償は大きく、身…
は?なんなん?と言いながら見た
映画としての完成度はめちゃすげえということは前提として、不幸続きすぎて一体何を描きたいんだ…?と困惑した
今も全然男性が下駄履いてる社会だけど、この時代に産まれなくて…
田中絹代がすごくて画がいちいち残酷に美しくて話は猛スピードでサクサク進んで三船敏郎なんて気づく前に死んでたし宇野重吉とかもびっくりするくらいあっさり死んじゃって大泉滉が意外と出番が多いし終わり方も素…
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