お春が回想する形で始まる
殿の好み細かすぎる
元島原にいたと知って態度が変わる人たち
不憫なお春
ただただ
誤解され堕ちていくお春の一生
せっかく息子に会えると出向いたら、
酷い言われようだし…
噂の長回しはもちろん、やはり着物やら屏風やら簪やら鏡やら、所作、言葉遣いにも純粋にうっとりさせられてしまう。
また、ラスト近く、息子の側へ行く場面の音楽の臨場感。そして、長廊下の場面の期待と絶望。
…
いやあーいい映画を見たな、というのが一番の感想。
「産ませていただく」ってやばすぎるな。
男社会のせいで島原に墜ち、這いつくばって出てきたらその過去のせいでまた男から蔑まれるという、、
風俗には通う…
やるせなさが田中絹代の腕の振りに全て詰まっていた哀しすぎる映画
冒頭のふらふらと歩いていくお春の画が、終盤の今のお春でまた重なるところが、最初はなんとなしに見ていた風景に壮絶な哀しい色が加わって、…
当時の不条理、不平等に抗いながら、それに振り回されながら、そこで生きていくしかない1人の女性を描いている。
お春はほとんどが不条理な制度や吹聴のせいで、どんどん貧しい暮らしへ追いやられていく。もし…
まず率直な感想としては
美しいというか
古い映画で画質とか色あいがということでなく
作品として美しい
冒頭から終わりまで流れるように物語が展開していって
会話の場面一つ一つが、演技として脚本として…
「五十のババがハタチになるのは無理やな」
巡礼爺「さあさ皆とくと見ておけよ」
お春「…」
巡礼爺「どうじゃこれでもおなご遊びをする気になるか?
…それともこの世の諸行無常を身に沁みて知ろうというな…
出産や再婚などの長く描きそうなイベントがさらっと描かけていく語り口はすごいと思った。普通の映画では割りそうなカットをあえて割らずワンカットにして移動もするのだが構図が崩れていかないのがすごい。切り返…
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