マイケル・ケインがイギリス特務機関の情報部員に扮し、誘拐された息子を取り戻そうと奮闘するスパイ・アクション
少年誘拐、派手な車爆破と冒頭から楽しませてくれる。陰湿なロンドンの街並みも、カチッとした…
冒頭から手際の良い誘拐と殺人にワクワクする。後半のぐんぐん活劇していく感じも最高。脱走からの、ホバークラフトの大迫力!
ワインの洪水の物量も最高。
とにかく移動するマイケル・ケイン。扉を閉じて開いて…
小刻みなものから長回しまで、すべてのショットに意味がある。とくに、ジョン・ヴァーノンとデルフィーヌ・セイリグがマイケル・ケインの部屋に仕掛けを施す場面の長回しは、セイリグがコートを脱ぐだけで全裸にな…
>>続きを読むムービングピクチャー。だらだらと時間が流れていくのではなく、扉の開閉や電話など用いた職人的なつなぎでショットからショットへと不断の宙吊りがつづいていく。風車小屋の滴り落ちる血、最高すぎる。上に位置す…
>>続きを読む映画が始まった瞬間から物凄いスピードで突き進んで行くこの簡潔さと、視覚的細部の豊かさが両立している。
オークション会場の扉の数、覗きをする同僚、潔癖症の上司、バスに乗り込んでくる老人達、風車での銃撃…
のっけからしっかり事件がおこる安定のシーゲル節。細部の足し算がノイズにならずにずっとテンションをかけ続ける事ができるという好例。疲れ知らずなM・ケインがいちいちかっちょいいんだけどD・プレザンスのポ…
>>続きを読む舞台となるロンドンに相応しい湿った重さを耐えるような画面は、重苦しい湿り気を全編に纏わせ、諜報員であるマイケル・ケインが敵と味方の間を行き交いながらクールに振る舞う孤独なアクションは、危うい宙吊りに…
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