不知火海の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『不知火海』に投稿された感想・評価

我路
3.6

16㎜フィルムで昭和49年撮影したせいか、画面はゆるいというか粗め。

マイク使っているけど、患者さんがうまく喋れず、方言もキツくて話してる内容はよくわからない。

戦前からのチッソの来歴を地元の人…

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takeit
3.9
海の生き物のみずみずしさが印象に残る
食べれないのがもったいない、この豊かさを奪ったのが
5.0

胎児性患者の少女と医師との海辺の会話。同じ胎児性患者の車椅子の少年と縄を巻かれた印象的なシルエットの岩を背景に治癒の望みない手術について会話が交わされる、カメラはパンすると桟橋の少年と停泊する漁船を…

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リハビリ施設の明水園の胎児性水俣病患者を中心に撮った傑作の中の傑作。
みんなも言ってるが、海岸での患者の少女と医師の対話を背後から撮ったショット、とカメラのパンの場面はこの世に現存する全ての映画の中…

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全世界の人に見てもらいたい。病状のグラデーション

私が水俣病事件に関心を持つなかで、とりわけ強く印象に残ったのは

ユージン・スミスの写真集『Minamata』(1975年)、
桑原史成の写真(1962年9月15日、富士フォトサロンで写真個展「水俣…

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揺れる距離
海が美しいと思えない少女
前世は魚だったのだと語る女性
また見なければ
lili
4.0

水俣の彼らを映画のための被写体として使うことを徹底して避ける努力がみえる映画。

撮る側と撮られる側の力関係に自覚的なドキュメンタリー。撮られている側は不自然にカメラを意識し「撮られる」必要がない。…

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