享年27で遺作で戦時中映画で
という情報をいれてから観たけど
遺作や戦時中うんぬんはともかく
27でこの作品撮ってるのはすごい…
雨のシーンとか時代を感じさせる撮影
というかそもそもフィルムの保…
「ーー儚げに転がる紙風船に映す人情悲劇」
江戸深川の貧乏長屋に、浪人の自殺騒動が巻き起こる。竹光で切腹できなかった彼の死に、近隣住民は興味半分に騒ぐ。浪人・海野又十郎は仕官を夢見て知己の毛利に会いに…
もう画面から江戸の生活臭が臭ってきそうなほどの作り込みがすごいし、題名の「人情」とは程遠いストーリーも印象に残ります。
浪人の首吊りで始まり浪人の心中で終わる、江戸時代においての、侍階級の脆さも描い…
浪人っていう宙ぶらりんな身分の苦しさがすごい胸にくる
救いがだいぶ少なめな終わり方で苦労の耐えない時代ならみんな共感するだろう
脚本の言葉選びも良いが
昔の映画は俳優陣の喋り方に独特のかっこよさが…
最初のタイトルが出るところや、演者・スタッフ紹介の部分の画面が暗すぎてもはや満足に読めず、この先ちゃんと観れるのだろうかと心配になったが、それは杞憂に終わった。むしろ、基本的に固定のカメラが映す画の…
>>続きを読む痩せ腕にも骨っていう話。
信念を貫いた方も貫き通せなかった方も死んでしまうバッドエンド。
それでも悠々と自由に生きて死ぬ間際でも人に頼まれた傘をしっかり別の人に頼んで死んでいく髪結新三も、人に頭…
小津関連の本で絶賛されていた山中貞雄の作品であるため、かなり楽しみにしていた。
個人的には加東大介が出てきて驚いた。長年活躍しすぎ。
同時期の小津の作品が「淑女は何を忘れたか」であり、「晩春」は約十…
山中貞雄監督の貴重な一本。遺作。
悲しみの発端から悲しみの終焉へ。
お侍さんが首を吊った!という話で持ちきりの長屋。
「どうしてお侍さんなのに腹を切らなかったのか?」
「おじいさんだし」
「刀が…
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