2021年 鑑賞 21-287-18
「駅馬車」等のジョン・フォード監督の、「騎兵隊三部作」の第一作目。第七騎兵隊の全滅/リトルビッグホーンの戦いをモデルにしており、功を焦る現場の実情を知らない司令…
ジョン・フォード監督『アパッチ砦』(1948)
戦場のルールに巻き起こった砂煙ー
フレームワークが毎度美しい(縦の構図)し、
ちょっとしたユーモアを混ざってくる。
インディアンとの抗争シーンで…
なんかたくさん詰め込まれた作品だったなあ。
ヴィクターマクラグレン演じるベテラン呑んべい兵士を中心としたユーモア。
ウォードボンド演じる成り上がりでそこそこの役職まで成り上がったリーダー格の男の苦…
蓮實重彦を尊敬しながらもジョン・フォード作品はTVで「わが谷は緑なりき」を少し観たぐらい。ただその印象は鮮烈で、スピルバーグの「レイダース」と比較してフィックスのキャメラの画角の美しさに感動した記憶…
>>続きを読む砦を舞台にした群像劇。横一列に並んでの調練の場面は『七人の侍』などを想起。無謀とも言える作戦を決行するヘンリー・フォンダの行動は、死に場所を求めて戦場を駆け巡る侍を彷彿とさせる。そういった観点でみる…
>>続きを読む 完全に先走って無茶な戦に挑んだ愚将だったサーズデイ中佐のことを、騎兵隊の名誉を守るためにか立派な軍人だった、と記者たちに告げるヨーク大尉が印象的だった。
恐らく実際の軍人にもよくあることなのかも…
アクションのジョン、ヒューマンドラマのヘンリー、初共演にして、最初で最後のガップリ四つに組んだ作品。
四角四面で愚直な“全滅部隊”指揮官、カスター将軍を思わせる中佐を、ヘンリーが演じ、珍しく悪役風…