奥崎謙三は戦死した仲間の亡霊に取り憑かれたのか、正気か否かは知る由もない。しかし事実を明らかしていく彼には紛れもなく亡き者たちの復讐心が宿っていたに違いない。奥崎自身の反骨精神やアナーキーな精神は戦…
>>続きを読む20代のときに観て以来の再鑑賞。ほぼ覚えてなくて、特に結末については当時寝てしまったのか思わず声が出てしまった。
思えば当時は「働くおっさん人形」など露悪的な人物描写やまなざしに面白さを見出いだす…
奥崎謙三の迫真たる加害者家族への弁論の強さはすごかった。あんなヤバい車で動き回ってるのも主張が凄まじい。
たまーにいる、近所のヤバいじいさん的な雰囲気を醸し出しつつも、言ってることは筋が通ってたり…
このレビューはネタバレを含みます
神はどこにいるのか。誰かとともに信じるものではなく、彼の中にしかいない。独居房の彼には1つの神だけがあり。それは命を脅かさない。彼のような政治信条はどこに属するのか最初は混乱したけどそんな話ではない…
>>続きを読む#ゆきゆきて神軍
昭和という時代で彼は正義の狂人ではなく自己演出に長けた自己顕示欲の塊でしかない。闇を暴く大義を掲げながらあるのは自分の事だけ。しかしその異常性が誰もが目を背けてきた戦争の闇を可視化…
戦争で頭イっちゃった過激なオッさん
気持ちは痛いほどわかる
デ・ニーロ主演のタクシードライバー
ベトナム帰還兵
あれと似た状態
当時宝島って雑誌見て載ってたから観た
それから何度か観た…
1987年公開時、単館ロードショーでロングラン大ヒット、この年のキネマ旬報ベストテンで二位にランクインした作品
当時18歳、気になるものの、当時の若造には観に行く勇気もなく、ずっと今まで見れずにい…
62歳ながら映像の中の奥崎は常に背筋が伸びスーツを着ていて"かっこいい"かもしれない
ただ奥崎の論法・行動はかなり無茶苦茶で、自慢のように天皇パチンコ玉事件の話ばかりする
芝居がかっているような場面…
今なら、絶対観られることはないであろう内容に驚愕。
冒頭で、誰かの仲人してる時に、急に、自分の前科とか語りだすし、その、独特さに目を見張った。
先の大戦で、終戦後に銃殺された兵士2名の死の真相を巡り…
このレビューはネタバレを含みます
日本のドキュメンタリーの最高傑作と言われている本作品を鑑賞。
主人公は、悲惨な戦争体験からあのようになってしまわれたかと思いますが、暴力に行くまでスゴイ早いというか。
終戦後の戦争犯罪を自ら調査…