このレビューはネタバレを含みます
2025年258本目
「罪深きものに光が射す、赦しと救済の物語」
アンヌ=マリーは、信仰と救済を胸に修道女として生きる道を選ぶ。彼女は出所したばかりのテレーズに出会い、修道院への参加を勧める。だが…
ロベール・ブレッソン監督の『罪の天使たち(Les Anges du Péché)』は、アンヌ=マリーという修道女が、女性受刑者であるテレーズの魂を救おうとする物語である。アンヌ=マリーはテレーズに神…
>>続きを読むロベール・ブレッソン監督の長編デビュー作
修道女である元ブルジョワ令嬢アンヌ。
修道院は、罪を犯した女性たちを救うため、刑務所を出た女たちも受け入れていた。
アンヌは、刑務所への慰問で、反抗的でや…
汚れた魂。
罪深き者を救いたいアンヌ・マリーは修道女になり、刑務所の問題児テレーズを救済しようとするが…
ロベール・ブレッソン長編デビュー作。
デビュー作から罪や宗教を取り扱っていた。『天使に…
瀕死のアンヌ=マリーの頰がふっくらと血色良くて、全然死にそうもないんだけど…
テレーズはそもそも冤罪で刑務所に入っていたので、復讐で殺人を犯すまでは罪人じゃないのよね。
しかし院内では魂がキレイか汚…
ブレッソンは長編デビュー作から静かで洗練されてる。刑務所で服役していた女性も受け入れている修道院に自ら望んで入ったブルジョワ階級出身の主人公マリーの苦悩。自信家で他人のために動いてるように見えて金持…
>>続きを読むこれがブレッソンとは俄に信じられない。アンヌ・マリーが「訓戒を」と次々同僚の個室を訪ねると次々歯に衣着せぬ指摘を受け本人逆ギレするシーンを完成形ブレッソンがセルフリメイクしたらどんなふうになったのか…
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