罪の天使たちに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『罪の天使たち』に投稿された感想・評価

対照的な2人の性格の共に人間臭い部分と決意がブレッソンのリズムで浮き彫りにされていく、どんどん加速していく感じ。
最後締めあげる感覚が本当に気持ちいい、原作も読みたい

このレビューはネタバレを含みます

ブレッソンは常に同じ主題を描き続けた監督だと『罪の天使たち』をみて改めて思った。敬虔な信仰。故の共同体からの逸脱。そして人物が横たわることによる死への帰結。『ジャンヌ・ダルク裁判』をなぜ撮ったのか/…

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 本作を「ブレッソンの中でも好きな方」って言ったらシネフィルの方々は怒るでしょうか

 一堂に会した大女優たちは,彼女たちの「上っ面な喋り方や無用な身ぶり手ぶりのせい」で,「もはや人ではなくなってし…

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324
4.3
罪の入れ物としての修道院と刑務所の類似性。逆『天使にラブソングを…』。土下寝のような懺悔。「訓戒をください」と一部屋ずつ訪問して「短気」「虚栄心が強い」などとディスられるまくるのおもろ。
4.5
終わりよければすべてよし。
クライマックス~ラストカットがどちゃくそにカッコイイ。
これぞブレッソンの美。
4.5

元受刑者を受け入れる修道女会に、不幸にいる人を救おうと崇高な志を掲げて入会するアンヌ・マリー。
刑務所に訪問した際、問題児のテレーズを気にかけ、入会を勧める。。

清廉とはおよそかけ離れている。
な…

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thorn
4.3

信仰の無力さと、それでも他人を信じて愛する大切さを語る。最後にシスターとしての顔は剥奪され、ただの人間としての存在がそれぞれに浮き上がる様が美しい。古い、遠い国で距離が隔たってるにも関わらず、テーマ…

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ロベール・ブレッソン監督『罪の天使たち』(1943) DVDにて鑑賞。

ブレッソンの初長篇監督作。

ブルジョアのアンヌ・マリーが元受刑者のテレーズと同じ修道院という領域で、心を通わせようとするが…

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YAZ
4.5

ロベール・ブレッソンの長篇
デビュー作観る

元受刑者も受け入れるドミニコ会
女子修道院内の話で院内の雰囲気
は概ね忠実に再現したつもりとの
但し書きアリ

プロの役者使ってるせいか後の聖
なる世界…

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5.0

あなたのこえを私の誓にかえすほどに、雨の中の微笑みはミメーシスとしていきつづける。反響-反射とは共鳴であり、沈黙の、時間を遅らせる反復、おそらく触れていたのだ二人は。

罪の天使たち
LES ANG…

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