主人公含め出てくる子どもたちが痩せ細りすぎてて、それだけで泣きそうになってしまう。
救いは一切なく、観たら一週間は確実に引きずるような映画だったが、当時のドイツ社会に漂っていた諦観みたいなものを直で…
戦争の業を始めとして子供に背負わせるべきじゃない業を全部エドムントが背負ってくのしんどすぎる
中盤までやや退屈なところも多かったけど父殺しからはエドムントの動き全てに目が離せない
最初は遊びより金稼…
ロベルト・ロッセリーニ監督作品。敗戦直後のベルリンが舞台。主人公エドモンドの家庭は父は病弱。兄カールは働かないためエドモンドが稼ぎ手になっていた。
かつての担任の先生から、弱い者は強い者に滅ぼされる…
子供はどこまでも純真な存在なんだなぁ。渋みが脳に広がる。ただ目の前のことのために奔走する少年を残酷なほど執拗にカメラが追いかける。
教会の前で立ち尽くす人々の中、ひとり背を向け立ち去る。
彼の最期は…
75分だからと軽い気持ちで見始めるべき映画ではなかった。あまりに辛すぎる。
大人になることもできず、子供のままでいることも許されない。だからこそ終盤で子供らしく遊んでいる姿が見えると苦しい。本当は…
ネオレアリズモ。ロッセリーニ戦争3部作の3作目。
エドムントと一夜を共にしてタバコを1本くれた少女が、ちゃんと描写されないだけにすごく印象に残った。あれってそういうことだよね…? タバコくれるの…
すごく陳腐な感想になるけど、戦争も貧困もなかったら少年はこの結末を迎えなかったんだろうな…
追い詰められた少年が、弱い者は淘汰されるという元ナチの教師の思想に感化されて取ってしまった行動。廃墟をさま…
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