このレビューはネタバレを含みます
馬の足の役者の役を名喜劇役者の藤原釜足がやっていて、いつもはちょっとしか出ないのにこの映画では主演で出ずっぱりだった。
馬の足の役がどうでもいいと思われてる役というのは、おじいさんくらいの世代の人と…
☆凄い!ほぼサイドストーリー無しで、ウマの足役の二人で引っ張りましたね!
☆鶏太時代の釜足さん、なんとも言えない可愛らしさ!当作が1940年、秀子の車掌さんが1941年かぁ。
☆相棒(後脚)の柳谷寛…
なんとなんと!
成瀬に珍しくふざけ倒したお話なんだが、人生で初めて見たジャンルのような気持ち。
成瀬は劇的に描いたりしないから、なんだかそこにいる人間の日々を一緒にゆっくり眺めているような感覚だった…
これは楽しい。信州の田舎町に旅役者一座がやってくる。演目で馬の足を演じる藤原釜足は、拘りがあった。興行師は町のボスに、一流の一座と吹き込み、カネを出させていたが、嘘がばれて大暴れ。馬の頭を潰してしま…
>>続きを読む成瀬巳喜男監督の「サーカス五人組」の姉妹篇の様な小品だが、きりりとした落語の上手さのある佳作。本年成瀬は、千葉早智子と離婚してスランプだったのかも知れないが、釜足改めて藤原鶏太の馬の前脚役者の悲境を…
>>続きを読む1940年 成瀬巳喜男監督作品 71分。旅回りの「六代目中村菊五郎(高勢実乗)一座」で「馬の足」を勤める俵六(藤原釜足)と仙太(柳谷寛)の兄弟。俵六は、自分たちの芸に誇りを持ち、日頃から馬の仕草の観…
>>続きを読む誰も彼も悪くはないけれどちょっとした行き違いから仕事を奪われた男のやるせない状況から細やかに怒りを募っていく様を描いていく様は芝居ではなくカットの積み重ねから登場人物の心を表現する成瀬監督の真骨頂。…
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